月刊プロパティマネジメント 2020年9月号

［特集］
コロナ禍で変わる不動産「価値」と「鑑定」

一時的と思われていた異常事態が常態化してきた。
人が集まり、賑わう空間や施設が避けられ、
従来通りの尺度で、不動産価値を測れなくなってきた。
成長が期待される分野・領域も一変するなか、
不動産に価値をつける投資運用会社と、価値を評価する鑑定会社は、
どう対峙し、取り組んでいるのだろうか。

コンテンツ

PICKUP　どうなる? 不動産鑑定
評価は「CFの確からしさ」の精査重要に

コロナ禍を経て不動産鑑定評価の仕組みや理論、重要精査項目は変わるのか。投資家のモメンタム、不動産売買市場の動向も合わせて日本不動産研究所に聞いた。

記事を読む

立ち向かうか、受け流すか
「価値」の異常事態対処法
平山重雄氏［都市未来総合研究所］に聞く

暮らし方、働き方、強制見直し
ゆらぐ「収益」の価値尺度
福島大我［ADDReC］

順風｜住宅・ヘルスケア
大和リアル・エステート・アセット・マネジメント

逆風｜商業施設
アジア・パシフィック・ランド・（ジャパン）

投資意欲安定、物件収益不安定
鑑定は「確からしさ」精査重要に
横尾崇尚氏/松尾俊輔氏［日本不動産研究所］に聞く

規模・グレードで建物価値は格差拡大
大和不動産鑑定

拙速な投資判断に注意喚起
谷澤総合鑑定所

アセットのオペレーショナル化に着目
JLL森井鑑定

鑑定シナリオは複数用意
日本ホテルアプレイザル

パブリック・ペイセクターの評価手法
立地評価研究所

ストレスかけた評価が主流
日本ヴァリュアーズ

利回りに大きな変化なし
中央不動産鑑定所

横浜の商業・文化施設「北仲ブリック＆ホワイト」
開発企画提案から、日々のPM業務へつないだ6年間
丸紅リアルエステートマネジメント

J-REITの分配金利回り予測
山崎成人［REITアナリスト］

シノケンAMの住居系私募REIT始動
2021年上場へ賃貸アパート組み入れ準備

保育園特化型ファンドが登場
5年間で250～300億円規模目指す

トーセイがクラファン商品開発
海外投資家向け不動産デジタル証券化ビジネスも

再エネ投資4社が共同ファンド設立
大型案件獲得で総資産4,000億円目指す

欧州・アジア太平洋でデータセンターファンド
東京圏や関西圏でも新規開発に意欲

GMOの不動産テック新会社
「GMO ReTech」が住宅PM向けにアプリ開発

アドバンス・レジデンスがコロナ禍の影響を開示
業績予想は問題なく達成見込み、賃料は減免なし

今年Q2の投資額は対前年比22％減
国内投資家の減少目立つ

水族館とビーチで楽しむ
解禁！優雅な夏レジャー
――From N.Y.