季刊レジャーホテル

レジャーホテルはいまや、「高収益ビジネス」と呼べなくなりつつある。他の宿泊業態と比較したレジャーホテルの最大のメリットは、「カップル客をメインターゲットにした高稼働の実現」にあったわけだが、長年にわたるダンピングにより客単価の低下傾向が続き、多くのホテルが”薄利多売”の運営に陥るなか、マーケットの縮小により稼働率も悪化。さらに、人件費の高騰により、従来のホテル経営・運営戦略では事業として成り立たなくなっている。
いまレジャーホテル経営に求められる基本の考え方は「事業収益を確立させるための適正価格の獲得」である。そしてそのために求められるのが、既成概念にとらわれない新たな経営・運営戦略に基づく、「オペレーション改革」である。
今号では、「レジャーホテル経営者・利用者アンケート」分析をもとに、次代に向けたマーケット開拓の取組みについてレポ―トする。