[特集]葬祭会館の定量考察
コロナ禍がほぼ終息した24年の葬祭業界を振り返ると、売上高・取扱件数のいずれも23年より拡大した(特定サービス産業動態統計調査)。こうしたなか、昨年も新たに467か所の会館がオープンしたとみられ、近年続く第2次開発ラッシュが続いている。これにより、全国の総会館数は1万1,507か所に達した。
本特集では、24年における葬祭業の市場と葬祭会館の現況を確認するとともに、会館の定量的な考察として、都道府県ごとの過去10年間の新設数の推移やオープン集中度などからその傾向を導く。合わせて、24年の新設会館467か所の一覧も掲載する。
第2次開発ラッシュ止まらず
476か所が開業し1万1,507か所に
――編集部
■ 2024年(+25年前半)の国内外の概況
■ 24年の年間死亡数
■ 24年の新設会館数
■ 24年の1会館当たり死亡数
■ 過去10年間の新設数推移
■ 新設集中度からみた都道府県の傾向
■ 2つの集中度からクラスター分析
2024年 全国新設会館一覧
ハートホール八幡宿[千葉県市原市]/セレモ
――1階に施行機能、2階に控室機能を
分離・集約した駅近会館
家族葬ホール 桜こころ[神戸市北区]/グローリー
――銀行店舗をコンバージョンした
家族葬ターゲットの第1号会館
故 山田祐也 合同葬[桐ヶ谷斎場]
――生花業界の変革者を
1,000本の桜で送る最後の花舞台
石原公雄 お別れの会[ホテルグランド富士]
――会社と喪家主催の式典で
社業発展の礎を築いた故人を顕彰
故 服部幸應 合同葬[増上寺 光摂殿]
――著名な「食」の第一人者を
深紅のバラ1万本超で送る
服部幸應 合同葬メイキングレポート
――従業員5人の小さな葬儀社が
著名人の合同葬を4,000人規模で施行
▶フューネラルビジネスフェア2025
▶注目の出展企業レポート ユニコーン
――多店舗展開をはじめ企業発展に不可欠な
葬祭業旗艦システム
拠点都市の葬祭市場を読み解く――山形県山形市
▶2回目のDeathフェス 規模を拡大し6日間で4,200人が来場
▶現代仏壇 東京・大阪で新商品内覧会を開催
上原拓麿氏[いしかわ斎苑運営管理統括]
×
嵩元なおも氏[沖縄市議会議員]
×
白石和也氏[LDT 代表取締役]
――業務負担を軽減した実績が
新火葬場でのシステム導入に追い風
▶日本列島マップグラフ-人口
▶訃報・お別れ会情報(2025年3月21日~4月20日)
・全国新設会館一覧、2025年4月~5月開業分(編集部調べ)
・きずなホールディングス、熊本・愛知・埼玉に相次いで出店
・アルファクラブ武蔵野、埼玉県内に家族葬専用の2店舗を開業
・名古屋・ティア、守山区内5店舗目を解説
・エリアリンク「“実家じまい”の実態に関する調査」
・一条真也氏、玄侑宗久氏との対談本を上梓
・冠婚葬祭文化振興財団、「冠婚葬祭データブック2025版」
・相続を専門とする弁護士が遺産分割と介護をテーマに執筆
「オクリメシ」®――故人に捧げる最後の手料理
・100人いれば100通りの葬儀 ヒトモノガタリ(20)
・東京の火葬場立地とその成り立ち(15)連載第1回を試し読み
・学びなおし講座 死から考える(14)
・多様化する樹木葬の現状と今後(11)
・いまからでも遅くない! 販促強化見直し講座(9)連載第1回を試し読み
・時代変化に対応するための葬祭経営ワンポイントガイド(2)
ニチリョク/Next Funeral Lab/マルエス/Uchr Technology