[特集]葬儀参入の潮流――M&AかFCか
市場拡大に伴い、葬祭業界ではこれまで農業協同組合や生活協同組合などの異業種、さらに仏壇・墓石といった周辺事業から参入するケースがみられた。すでに死亡人口数がピークアウトした市町村もあるなか、それでもなお参入を試みる事業者が後を絶たない背景には、既存事業者との競合にも勝てると判断するだけの、葬祭サービスがもつ将来性への魅力が少なからずあるからだ。
今日、葬祭業への参入形態は単純な独立開業だけでなく、M&AやFCなど多岐にわたるようになってきた。今号では、新規参入までのプロセスをその形態別に分類。どのようなロードマップを描き、参入後はどのような舵取りをしてきたのか、ケーススタディ5社から学ぶ。
[序論]
――早期スタートアップ図れる
M&A・FC参入が主流に
ARP[富山県富山市]
――温浴付き宿泊事業者がFC参入
既存会員活かし市場深耕
月見[山形県酒田市]
――地元密着のホテルオペレーター
宿泊業との相乗効果を期しFC参入
永田屋[愛知県岡崎市]
――強力なFCブランドを選択・参入
3年弱で4会館の多店舗展開
霊園・墓石のヤシロ[大阪府箕面市]
――埋葬契約者向けサービスとして
高いシナジー効果を発揮
グリーン交通グループ[茨城県水戸市]
――本業の永続的存続を目指し
エンディングサービスに着目、事業参入へ
三須榮光氏 YEG葬祭部会 初代会長
家族葬ひととき摂津正雀会館[大阪府摂津市]幸成社
――ドミナント形成に向け
新規エリア開拓する2号店
Vol.26 名古屋葬祭業協同組合
秋葉恵光氏[しおかぜ 代表取締役]
×
白石和也氏[LDT 代表取締役]
――創業当初から「スマート葬儀」を導入
1年で地域シェアトップに
日本列島マップグラフ-死亡数
訃報・お別れ会情報(2023年8月21日~9月20日)
全国市区町村別の会館充足度指標(本誌算出)
part6「東海」編
月刊フューネラルビジネス
「会員向け会報誌に関するアンケート調査」
ベルコ、みどり生命保険
「コロナ禍における葬儀に関するアンケート調査」
ユー花園
新作花祭壇の内覧会を開催
ハリカ
3年半ぶりに展示会を開催
▶特定サービス産業動態統計調査/葬祭業(Funeral Services)
2023年の売上高、取扱件数、事業所数、従業者数の推移
▶きずなホールディングス、熊本県、北海道、千葉県に相次いで開業
▶名古屋・ティア、静岡・大阪に相次いで出店
▶会津若松・神保、セカンドブランド3号店開業
▶千葉・セレモ、「ハートホール」ブランド5号店開設
▶千葉市、合葬式樹木葬墓地を整備
▶ライター・井上理津子氏、『葬送のお仕事』を上梓
■100人いれば100通りの葬儀 ヒトモノガタリ
■持論・葬論 「生きたお寺」への羅針盤
■「おくやみ」欄が映し出す葬儀の変容(最終回)
■切り絵で見るお葬式のイマ・ムカシ(13)
■人的資本経営のススメ(8)
■知っておきたい海洋散骨のイロハ(4)
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