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葬儀社担当者・納棺スタッフのための
【状況別復元処置】と【死化粧】のポイント(第27回)

最新情報を取り入れて随時アップデート!
2024年春季開催 葬儀社・納棺スタッフのための[参加型納棺]実務講座(2)
 

現場で使えるノウハウ多数!
参加型納棺を可能にする困難遺体の対処と復元、表情の戻し方

本講座『【状況別復元処置】と【死化粧】のポイント』では前日の『【ご遺族参加型納棺】の手順とポイント』講座の応用編として、【復元処置のケーススタディ】と【表情の戻し方】を通して、最後に故人の顔を見て送りたいという家族の希望に応える、ご遺体の状態づくりを㈱桜の笹原留似子氏ご指導いただきます。
知識や手順、処置技術の確かな習得と、遺された家族への適切なコミュニケーションによる支援を目指す葬儀社様、納棺担当者様のご参加をお待ちしております。
 
当講座は、関連する2つの講座「【ご遺族参加型納棺】の手順とポイント」と「【状況別復元処置】と【死化粧】のポイント」講座の2日続けての開催となります。両講座を受講いただくとさらに効果的です。

開催終了

セミナープログラム

10:30~16:45
※1日目の参加型納棺の「処置」を基礎として2日目の項目を進行します
※昼食休憩および適時休憩をとりながら進行いたします。

1. 「死化粧」を施すために納棺師に求められる知識と技術

● 身体の変化に関する知識と対応策
● 変色、変形に対する知識と復元・メイク手法
● 必ず行なうべき感染防御(用具の取扱い等)
● 施行前にチェックするポイント

2. 状態・程度の分析と死後経過を予測した処置

● 身体に現れる変化の基礎知識(原因と対処の基本)
 ・死後変化(死後硬直・死斑・乾燥など)
 ・変形(浮腫・水泡・陥没など)、変色(傷・痣・黄疸・死斑など)
● 軽度処置法と説明術
 ・軽度水泡/酸素マスク痕/黄疸の復元/長期療養の方に多い処置

3. ご遺族が求める死化粧
 ~「元に戻った」から始まる最期の時間のために

● 死化粧の意味と必要性
● 清拭とフェイスマッサージ
 ・水泡化の予防、表情筋への働きかけ
● 血色の意味~生前の姿に戻す最大の鍵は血色にあり
 ・個性を見つけるポイント
 ・ご遺族に協力を依頼するタイミング
● 色のコントラスト~色の配合を知れば、痣も復元できる
 
【実習】 4~5名1組での「血色戻し」「メイク」など
(復元用ファンデーション、処置用ピンセット等、実習用具のいくつかをお持ち帰りいただきます)

4. 実は復元できる! 特殊遺体処置
 ~ご遺族と故人のために安らかな看取りをもう一度

● 「縊死」の処置と安置~いくつもの復元処置の組合せ方法
● 高齢者に多い「溺死」の処置と安置法
● 今後増える孤独死。死後数日経過した「困難遺体」対応のヒント
● 困難遺体復元後の家族とのコミュニケーションのポイント
 
【実習】 「目閉じ」「陥没部位の復元」処置など

5. 質疑応答・まとめ

開催日時

2024年3月22日(金・友引) 10:30~16:45

会場

飯田橋レインボービル会議室
東京都新宿区市谷船河原町11 TEL. 03-3260-4791
※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。

参加費

66,000円(1名様につき/消費税および地方消費税を含む)
・同一申込書にて2名以上参加の場合は
58,300円(1名様につき/消費税および地方消費税を含む)
※資料代・実習備品代・昼食代を含む。

※実践講座① 【ご遺族参加型納棺】の手順とポイント
 2024年3月21日(木・友引前) 10:30~16:45

定員

30名(申込み先着順)

講師&企業プロフィール

笹原 留似子 (ささはら るいこ)

株式会社桜 代表取締役/復元納棺師
北海道札幌市出身、岩手県北上市在住。母は僧侶、先祖は山伏。神社に正規の巫女として奉職、3年で巫女長となる。その流れで民俗学者、神職などで構成された民俗学学術研究会に現在も所属。死やいのちに関わる民俗学をYouTube「おもかげチャンネル」で配信。

2007年、株式会社桜を立ち上げ現職。おもかげを失ったご遺体を復元し、遺体保全、感染防御対策を組み込む「復元納棺師」として現役。担当件数は延べ2万人を超え、また遺族の悲嘆援助(グリーフケア)を目的とした「参加型納棺」の商標登録を持つ。

東日本大震災では遺族や機関関係者から依頼を受け遺体安置所を奔走し、5か月で300件を超える復元ボランティアを実施。その活動は「NHKスペシャル~最期の笑顔~」で紹介される。現在も震災遺族の会「いのち新聞」の代表として震災遺族の支援を続け、21年、震災から10年を機にYouTube「いのち新聞」を配信している。

東日本大震災以降の災害時の出向実績として、14年長野県御嶽山噴火、16年熊本地震、16年台風10号、17年九州北部豪雨、18年7月豪雨、21年広島豪雨災害など。ほかにも事件や事故現場の復元の要望があれば出動し、チームの統括や管理・指導、遺族のグリーフケア、各機関へ申し送りなど、現場の依頼に合わせて担当する。

現在、警察本部や海上保安庁などの感染管理指導官も務めるとともに、災害被災遺体の保全と遺体対面時遺族対応を目的とした災害時特別組織「Genies」を日本で初めて結成。代表を務め、毎年県の防災訓練に出向している。
 
《おもな著書・監修出版物》
おもかげ復元師(ポプラ社)/おもかげ復元師の震災絵日記(ポプラ社)/増補版 納棺・遺体処置実務 実践資料集(綜合ユニコム)/葬祭業のための感染症予防・防御対策実践資料集(綜合ユニコム)/【ご遺族参加型納棺】実践DVD(綜合ユニコム)/看護職・介護職が行うエンゼルケア・死化粧とグリーフケア(日総研出版)/新生児・小児のエンゼルケアとグリーフケア(日総研出版)など

【これまでの受講者の声】

・死後経過を予測した処置、基礎知識と合わせての解説で大変勉強になった
・清拭とフェイスマッサージ、メイク方法、水泡予防・対処法などすべての項目が参考になった。習得したことを基本に、部下育成や新人教育に取り入れたい
・復元や、顔色を見ての体の状況判断についてなど、今まであきらめていたことの解決策があった。とても力になる時間だった
・死化粧の技術について不安や不確かさを実感していたので、とてもためになり、また安心することができた
・一見無理だと思う場合も、一つひとつ処置すれば解決できると自信になった
・復元、メイクの仕方・考え方、リスクマネジメント、グリーフケア等について、わかりやすく現場で使えるものばかり。困っていたこともたくさんあったので有り難かった
・現場担当なので、処置やグリーフケアを意識しながらの対応、言葉のかけ方など、処置の技術だけではないところまで勉強することができた
・内容に絡めた質問や悩みも聞いてもらえて大変勉強にかつ励みになった
・知識や技術だけでなく、業務の意義や取り組む姿勢を教えていただいた

内容に関するお問合せ

綜合ユニコム株式会社 企画事業部
TEL.03-3563-0099