キーワード検索

サイト内検索を閉じる

葬儀社担当者・納棺スタッフのための
【ご遺族参加型納棺】の手順とポイント(第30回)

最新情報を取り入れて随時アップデート!
2024年春季開催 葬儀社・納棺スタッフのための[参加型納棺]実務講座(1)

葬儀社担当者、納棺スタッフ必須!

納棺業務に求められる知識、技術、コミュニケーションの姿勢とは

■医療の知識・・・感染対策(予防行動・環境管理)/身体の構造、死後変化(硬直・変色等)/メンタルケア
■納棺処置の技術・・・前処置(目閉じ・口閉じ)/復元処置、イレギュラー対応/身だしなみ/着付け
■グリーフケアの視点・・・造形心理学/説明・同意・実行・報告/家族に配慮した言葉の変換/場のコーディネート ほか

 
納棺は、慌ただしい葬儀のプロセスのなかで家族が故人と向き合える貴重な時間です。特に昨今は葬儀の小規模化によって必然的に向き合う時間は長くなっており、故人に「触れること」「何かをしてあげること」を通じて想いを整理できる最後の機会として、家族の希望を可能にする納棺の処置技術や雰囲気づくりはますます重要になっています。
本講座『【ご遺族参加型納棺】の手順とポイント』では、笹原氏が現場で行なう「参加型納棺」の進め方について、そのなかで求められる死後変化などの知識、処置(軽度)や納棺の技術、円滑に進めるコミュニケーション方法などを学びます。
知識や手順、処置技術の確かな習得と、家族への適切なコミュニケーションによる支援を目指す葬儀社様、納棺担当者様のご参加をお待ちしております。 
 
※当講座は、関連する2つの講座「【ご遺族参加型納棺】の手順とポイント」と「【状況別復元処置】と【死化粧】のポイント」講座の2日続けての開催となります。両講座を受講いただくとさらに効果的です。

開催終了

セミナープログラム

10:30~16:45※昼食休憩および適時休憩をとりながら進行いたします。

1. ご遺族参加型納棺の目的と全体像

● 参加型納棺が目指す「グリーフケア」と実践のための基本姿勢
~悲嘆のしくみ/納棺担当者が技術でできるグリーフケア
● 「参加型納棺」の基本的な流れ(全体像)
● 感染予防策・管理・保全(疾患別・イレギュラー対応)
~粘膜対処、止血、漏液・死臭対応、汚染物処理、
 感染管理等の医学的情報からの理解と説明法
 
①状態の観察・予測(②死斑 ③腐敗 ④死臭 ⑤感染予防)

2. 参加型納棺実践の前処置

● 造形心理学(安心できる表情・姿勢とは)
~個性を引き出し、故人の微笑みを戻す技法
● 進行時のコミュニケーションの基本
~説明・同意・実行・報告のステップ/言葉の変換・説明
● 「拘縮」「浮腫」「口閉じ」等、現場で遭遇する状態への対応
 
【解説・実演】 ⑥目閉じ ⑦鼻処置 ⑧口閉じ ⑨硬直解き ⑩ドライシャンプー ⑪整髪 ⑫産毛・髭剃り

3. ご遺族が求める身だしなみ

● 死化粧に必要な死後変化の基礎知識
● 各技術項目の目的と実施方法
● 参加者への差配の仕方
● 生前の容姿へ、「身だしなみ」の確認とリクエスト対応
 
【解説・実演】 ⑬フェイスマッサージ ⑭軽度変色復元(傷・痣・黄疸・死斑) ⑮死化粧(血色戻し・個性復元)

4. 参加型納棺の着付け

● 着付けの流れ・ポイントの実践
● 納棺場面での協力依頼のポイント
● 火葬まで持たせる安置法
 
【解説 ・実習】 ⑯着付け

5. 質疑応答・まとめ

開催日時

2024年3月21日(木・友引前) 10:30~16:45

会場

飯田橋レインボービル会議室
東京都新宿区市谷船河原町11 TEL. 03-3260-4791
※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。

参加費

66,000円(1名様につき/消費税および地方消費税を含む)
・同一申込書にて2名以上参加の場合は
58,300円(1名様につき/消費税および地方消費税を含む)
※資料代・実習備品代・昼食代を含む。

※実践講座② 【【状況別復元処置】と【死化粧】のポイント
2024年3月22日(金・友引) 10:30~16:45

定員

30名(申込み先着順)

講師&企業プロフィール

笹原 留似子 (ささはら るいこ)

株式会社桜 代表取締役/復元納棺師
北海道札幌市出身、岩手県北上市在住。母は僧侶、先祖は山伏。神社に正規の巫女として奉職、3年で巫女長となる。その流れで民俗学者、神職などで構成された民俗学学術研究会に現在も所属。死やいのちに関わる民俗学をYouTube「おもかげチャンネル」で配信。

2007年、株式会社桜を立ち上げ現職。おもかげを失ったご遺体を復元し、遺体保全、感染防御対策を組み込む「復元納棺師」として現役。担当件数は延べ2万人を超え、また遺族の悲嘆援助(グリーフケア)を目的とした「参加型納棺」の商標登録を持つ。

東日本大震災では遺族や機関関係者から依頼を受け遺体安置所を奔走し、5か月で300件を超える復元ボランティアを実施。その活動は「NHKスペシャル~最期の笑顔~」で紹介される。現在も震災遺族の会「いのち新聞」の代表として震災遺族の支援を続け、21年、震災から10年を機にYouTube「いのち新聞」を配信している。

東日本大震災以降の災害時の出向実績として、14年長野県御嶽山噴火、16年熊本地震、16年台風10号、17年九州北部豪雨、18年7月豪雨、21年広島豪雨災害など。ほかにも事件や事故現場の復元の要望があれば出動し、チームの統括や管理・指導、遺族のグリーフケア、各機関へ申し送りなど、現場の依頼に合わせて担当する。

現在、警察本部や海上保安庁などの感染管理指導官も務めるとともに、災害被災遺体の保全と遺体対面時遺族対応を目的とした災害時特別組織「Genies」を日本で初めて結成。代表を務め、毎年県の防災訓練に出向している。
 
《おもな著書・監修出版物》
おもかげ復元師(ポプラ社)/おもかげ復元師の震災絵日記(ポプラ社)/増補版 納棺・遺体処置実務 実践資料集(綜合ユニコム)/葬祭業のための感染症予防・防御対策実践資料集(綜合ユニコム)/【ご遺族参加型納棺】実践DVD(綜合ユニコム)/看護職・介護職が行うエンゼルケア・死化粧とグリーフケア(日総研出版)/新生児・小児のエンゼルケアとグリーフケア(日総研出版)など

【これまでの参加者の声】

・感染予防対策や普段何気なく話をしていたことが、結果グリーフケアにつながることなど学ぶことができた
・感染予防をやっていたつもりだったが甘かった
・硬直解き、一人での着せ替えについて、普段一人ではしないので、やり方を知ることができよかった
・メンタルケアの必要性、言葉を選んでのコミュニケーション。心のケア、ご遺族が何を求めているのか、必要以上になっていないかなど、考えることが多くあった。納棺への向き合い方を考えたい
・グリーフケアの視点や人体のメカニズムなど、説明が理論的で勉強になった
・苦手としていたことや知らなかったことなどを学ぶことができた
・硬直の解き方、着物の着せ方、感染対策等、とても勉強になった
・グリーフケア、拘縮解き、着付け、死化粧など、とても分かりやすく、これから自社で納棺するにあたってとても勉強になった
・遺族とのやり取りが見えるようで大変参考になった

内容に関するお問合せ

綜合ユニコム株式会社 企画事業部
TEL.03-3563-0099

ページトップ