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広島

地方主要10都市の不動産市況

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ブレイク目前、地元企業「最注目」エリアマップ

一等地の賃貸市況は引き続き安定|オフィス・商業

――遠藤健一氏(マリモ 不動産開発本部 投資マネジメント事業部)

 オフィス市況はコロナ前と変わりありません。紙屋町・八丁堀の電車通り沿いのオフィス 賃料は坪1万円台後半で推移。コロナ前に坪2万円強をつけた高額物件で若干調整がありましたが、大きな崩れはないといえます。通りを外れると坪1万円前後に下がりますが、これもコロナ前と同じです。
 店舗ビルでは、ハイストリートの本通商店街で根強い出店ニーズが見られます。「本通ヒ ルズ」ではアディダスが撤退した後にauスタイルが出店したほか、隣接する「広島アンデルセン」も建て替え再オープンで活況です。本通商店街の賃料水準は路面階で月坪3〜5万円程度、空中階で同1〜1.5万円程度。インバウンド依存度が低く賃料相場も過熱していなかったため、コロナのダメージは他都市に比べ軽微でしょう。
[注目エリア]紙屋町・八丁堀
 紙屋町から八丁堀までの電車通り沿いは、築古ビルの建て替えを控え、今後賃料水準の上昇が見込まれます。広島駅周辺は山や川に囲まれる地形のため開発余地が少なく、紙屋町・八丁堀一極集中の様相となるかもしれません。当社もいくつか相談を受けている物件があります。用途は今のところオフィスが最適解ではないでしょうか。

市内中心部の空室率が増加傾向|住宅

――和田伸幸氏(良和ハウス 代表取締役)

 賃貸マンション市況は、市内中心部の法人向け・高価格帯物件がわずかに弱含んでいます。同エリアで当社が管理する物件の賃料水準は1R(30u弱)で6万7,000円ですが、転勤需要減と新規供給増が重なって入居率が90%台(2020年時点)と2〜3%の低下が見られました(18年比)。なお1R や1LDKの新規供給物件は、グロス賃料増加抑制のため面積が減少傾向にあります。
 広島都市圏の売買はいわゆる売り手市場で、RC造の新築マンションはグロス5%台で取 引されています。築30年以上のマンションは同6.5〜7%ですが、売主の借入残高事情やそもそもの強気姿勢から値段交渉が難航し、長期に売れ残るケースが散見されます。築5〜20年のマンションはほぼ流通していません。また中心部は、建て替えによる将来価値上昇を加味した取引もあります。有力な買い手としては、地元の個人富裕層 や事業法人などが挙げられます。
[注目エリア]広島駅南口
 他都市のJRターミナル駅と比べ長年開発が遅れていましたが、JR西日本の駅ビル(2025年春開業予定)や日本郵便の広島東郵便局建て替え(22年秋開業予定)といった計画が進められています。
本誌では、広島含め全国主要10都市の地場プレーヤーに取材を敢行している。広島では、マリモ、良和ハウスのほか2社(三井不動産リアルティ中国、GAパートナーズ)にコメントをいただいている。
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