東京建物リゾートがゴルフ練習場事業に参入
CASESTUDY
<前略>
SHOTBASE志木は、全32打席(1階16打席、2階16打席)、最大飛距離120ヤードの規模で、付帯施設としてショップ、工房、室内パッティンググリーンを完備。クラブハウスと打席棟の躯体を残しリニューアルを実施。ポールやネット等は入替え、フィールドも造成からやり直した。
支配人の新宅克行氏(東京建物リゾート㈱ゴルフ事業部ショップディビジョンアシスタントディレクター)は「施設の独自性を打ち出すために〝スコアが変わる練習場〞というコンセプトを掲げました。打席からターゲットグリーンまでの高低差(約60㎝)を極力なくしフラットな状態にするとともに、打席手前50ヤードの人工芝は練習場でパッティンググリーン用として採用されているものを敷いています。さらにフェアウェイには50ヤードまでは10ヤード刻みでラインを引き、本コースにおけるグリーンまわりで重要な〝25ヤードの感覚〞を磨いていただけるなど、質の高いアプローチ練習ができる環境を整備しました。またゴルフにおける基礎スキルの上達を真摯に目指す場として、〝基本〞にとことんこだわった設備やサービスもご用意しています。ショップに関してもウエッジなどアプローチ用のクラブを豊富に取り揃えるなど、独自色を出していこうと考えています」と話す。
なお、リニューアルに際しての設計施工全般は㈱ワールドネットワーク(名古屋市名東区)が請け負った。リニューアルに際し、旧施設が竜巻によりポールが倒壊したことを受けて安全対策に重点をおいている。新宅氏は「支柱をこれまでの倍以上の30mの深さまで埋め込むことで、いままで以上の安全性を確保しました。またポールの設置位置もこれまで敷地いっぱいだったものをセットバックすることでネットからのボール漏れにも対応できるようにしました。ポール施工は業界で実績のあるJFEシビル㈱に依頼しました。さらに天候の変化によるネットの昇降作業についても、基準を設け、迅速に対応するなどスタッフ教育にも力をいれています」と語る。
[続きは本誌にて]