[特集]
東京23区市場の業界構造と今後
年間死亡数8万人と、わが国一のビッグマーケットである東京23区。その市場は東京23区の葬祭事業者を、大小の寺院(および寺院会館)と民営火葬場(式場も併設する)が支えるという他市に類を見ない特異な事業構造に特徴がある。
本稿は2回にわたってレポートする東京23区の葬祭市場の後編。総論では23区の寺院と民営火葬場、大型式場、区民会館、民営の葬祭会館の分布、死亡数の将来推計などから、23区ならではの葬祭業の業界構造と今後を説くとともに、民営火葬場の東京博善と大型式場の青山葬儀所を取り上げケーススタディとする。
拡大基調のマーケット支える寺院と民営火葬場
旭川・弘善社、「ウィズハウス東光」をオープン
神奈川・葬儀のこすもす、横浜市戸塚区に会館開設
家族葬のファミーユ、宮崎市内22か所目の会館開業
兵庫・ルミーナ、京都府福知山市に初出店
群馬・メモリード、渋川市に遺体安置施設を開設
東京・多磨霊園、樹林型合葬墓を整備へ
大阪・公益社、グリーフケアに取り組む「ひだまりの会」を東京に設立
二村祐輔氏、「『葬祭サービス』の教科書」を上梓
SBIいきいき少額短期保険、「“お葬式”に関するアンケート調査」
■法律家から学ぶ葬祭業界の「労務問題」[15]
■葬儀考察――日本の葬送儀礼と葬儀産業の展開[11]
■法学者の目で見る「散骨」30年[5]
■松岡泰正の「プロ経営者養成講座」[5]