[特集]
深化する「遺体安置施設」
遺体安置施設(機能)は、「失注ロスの低減」「(遺族にとっての)癒しの空間」という2つの観点から、その充実が図られてきた。しかし、今回のコロナ禍で、「医療崩壊・火葬崩壊を防ぐ社会的役割」を果たすこともクローズアップされた。さらに言えば、近年の消費者の住まい方などの変化によって、(それがたとえ地方都市であったとしても)遺体は自宅から施設安置への傾向を強めている。これはすなわち、単なる遺体安置という概念から、安置期間をどのようにプランニングし、遺族に提案するかという視点をもつことが大切になってくるということだ。言い換えれば、どのようなシーン・ロケーションで活用する施設として、安置施設を位置づけるかを明確にする必要がある。
今号では、遺体安置施設をクローズアップ。ケーススタディ各社が導き出した遺体安置施設の活用法をレポートするほか、コロナ禍で亡くなった遺体の安置所としての役割を果たした「想送庵カノン」の実像に迫る。
安置ニーズの高まりとともに“マストアイテム”へと存在感示す
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ライフアンドデザイン・グループ西日本、東大阪市2か所目の会館オープン
一条真也氏、『死を乗り越える読書ガイド』を上梓
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■臨床宗教師の現状と展望[3]