[特集]集客イベント考――調査と事例から
行動規制が課された3年余にわたる期間が嘘のように、人の往来が活発になっている。これに伴い、日常生活のシーンで消費者を対象とするイベントが行なわれるようになった。葬祭業も例に漏れず、新規会館のオープニングイベントや会員向けのイベント、さらには地域住民向けの各種イベントが復活した。だが、そのあり方が「コロナ禍」を境に変化しているように思われる。
今号では、葬祭業における「集客イベント」に関するアンケートを実施し、145社から回答を得た。特集ではアンケート結果や有識者による寄稿のほか、積極的にイベントを開催している企業の「イベント設計の考え方」やアンケート回答企業からピックアップした「注目イベント」を紹介する。
集客イベントの成功は
専門性の追求と地域連携がカギ
――編集部
人形供養祭は根強い定番
小規模・多様化の動きも加速
――「集客イベント」に関する実態調査
成果につながる集客イベントとは何か
――小泉悟志氏
エンディング総研代表取締役/コンサルティングファーム代表取締役
【セミナー】
ファンづくりを起点に延べ2万人
ペルソナ策定と共感力が成功のカギ
――東上セレモサービス[埼玉県新座市]
【セミナー/人形供養祭/コンサート]
専門職とタッグを組んで仕掛ける
高品質・ファンづくり重視の戦略
――リンクモア[青森県青森市]
【セミナー/感謝祭】
定番コンテンツを月一で開催し
延べ会員1万2,000人超を達成
――坂出葬儀社[香川県坂出市]
【遺影撮影会】
異業種4社のコラボイベントで
新たな顧客接点を獲得
――クレアーレ/西多摩直葬センター[東京都羽村市]
【周年感謝祭】
フードロス削減企画で地域貢献
知名度向上・会員獲得に効果
――倖心[宮城県加美町]
【しつけ教室】
愛犬家向けセミナーを実施し
ペット同伴葬儀プランを訴求
――坂出葬儀社[香川県坂出市]
【終活バスツアー】
旅行会社との共同主催で
「終活」キーワードに催行
――リンクモア[青森県青森市]
【葬儀・供養相談会】
女系家族に的を絞った相談会を
25年にわたり継続開催
――亀田葬儀社[北海道函館市]
大正やすらぎホール[大阪市大正区]/ハース・ジャパン
――霊柩運送事業者が安置機能を充実させた
2棟建て貸し会館を運営開始
ティア 「第11回“葬儀”に対する意識・実態調査」
▶全霊協 第48回全国事業者大会・法人化50周年記念式典を開催
▶日冠連 第23回年次総会・第2回FUNERAL AWARD2025を開催
▶全国JA葬祭経営研究会 「第2回終活相談担当者スキルグランプリ」
▶YEG葬祭部会 第3回総会を横浜で開催
▶フューネラルビジネス・アカデミー 「第3回FBA感動アンケートアワード」
▶身元保証相談士協会 葬祭事業者向け情報交換会
▶愛知・FUNE 仏壇店を同一商業施設内で移転オープン
▶アスカネット FBF2025「遺す写真展」で22作品を展示
西井薫氏[ハース・ジャパン 代表取締役社長]
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白石和也氏[LDT 代表取締役]
――搬送業務効率化システムを独自開発
スマート葬儀との連動も視野に
拠点都市の葬祭市場を読み解く――東京都八王子市
part7 近畿(滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山)
▶日本列島マップグラフ――納骨堂数
▶訃報・お別れ会情報(2025年5月21日~6月20日)
・全国新設会館一覧、2025年6月~7月開業分(編集部調べ)
・きずなホールディングス、岡山・宮崎・神奈川に相次いで出店
・ティア、名古屋市内に納骨堂をオープン
・火葬研、25年度通常総会を開催
・サン・ライフホールディング、売上高138億円余
・平安レイサービス、売上高約106億円
・燦ホールディングス、売上高約320億円
・一条真也氏、島薗進氏との対談本を上梓
・丹野浩成氏、選ばれる葬祭事業者の経営戦略を書籍化
・ニチリョク・尾上正幸氏、「これからの終活」を提案
・髙橋繁行氏、死と弔いを古典落語から紐解く一冊
・2024年の年間死亡数、概数で160万人余
・100人いれば100通りの葬儀 ヒトモノガタリ(22)
・東京の火葬場立地とその成り立ち(最終回)連載第1回を試し読み
・多様化する樹木葬の現状と今後(13)
・時代変化に対応するための葬祭経営ワンポイントガイド(4)
・「オクリメシ」®――故人に捧げる最後の手料理(3)
・FUNE 三浦直樹のPERSONAL HISTORY(2)
アルバTOWA/ハマネツ