[特集]葬祭DXの新局面
―導入から投資へ
2018年9月、経済産業省が公表した「DXレポート」で「2025年の壁」が話題となった。その壁を超えたいま、国内のDX普及率は77.8%とされている(IPA DX動向2025)。しかし、数値を押し上げているのは大企業であり、従業員数100人以下の中小企業での普及はいまだに進んでいないとされる。翻って、葬祭業も中小企業が大多数を占める。当然ながら、DXに関する知識や情報が不足していることもあり、システム導入や人材育成に関しては後手を踏んでいるところが多いのが実情だろう。一方で、DXは単なるデジタルツールの活用という意味合いではなく、従業員(働き方改革など)や顧客(会社の魅力向上など)に向けた“投資”として導入されるようになってきている。今後、人材難が予測されるなか、新たなDXの模索がはじまっている。今号では、葬祭業界においてDXを推進している事業者を訪ね、DXへの取組みとその効果、働き方の変化などについて話を伺った。
葬祭DXは業務効率化だけではない
従業員と顧客への投資
――編集部
広域エリアで展開するJA葬祭
新システムの導入で従業員の負担軽減を実現
――ジェイエイサービス[長野県飯田市]
独自システムを開発し事業拡大
キャリアパスの構築と次代経営者の育成目指す
――真浄葬祭[福岡県中間市]
働き手・顧客・外注の「三方良し」を
デジタルツールによる働き方改革で実現
――高田[石川県加賀市]
受電から施行後までの顧客情報を一元管理
業務改善・削減で遺族と接する時間を創出
――葬援[東京都日野市]
セレモ北習志野駅ホール[千葉県船橋市]/セレモ
――高稼働施設だった会館を解体・建替え
商圏会員に再アピールし件数挽回
故 味村富美子 儀 合同葬
――社業興隆を象徴する自社会館で
生涯現役を貫いた経営者を追悼
造花祭壇をオプション提案
お客様の負担軽減に寄与
――森田石材店[兵庫県丹波市]
▶新潟・花安 本拠地・新発田に遺体安置施設をオープン
▶青森・リンクモア 創業60周年記念講演会・式典を開催
▶青山葬儀所 リニューアルオープン・供用開始
▶大分・ファイン AI 活用による3社連携の高齢者支援事業をスタート
▶日本香堂 新社長に小仲正重氏が就任
▶一条真也氏 人間国宝・今泉今右衛門氏との対談本を上梓
有野雄太氏[冠婚葬祭こころの会 総支配人]
×
白石和也氏[AgeRobotics/LDT代表取締役CEO]
――人材確保や顧客対応などで
進展する葬祭DXに期待
▶全国新設会館一覧(2026年9月~10月開業分)
▶訃報・お別れ会情報(2026年8月21日~9月20日)
▶日本列島マップグラフ――居宅サービス事業所数
▶全国市区町村別の死亡数(東日本編)
・法医学者からみた葬祭業
・住宅セーフティネット法改正による孤独死対策の経緯と展望
・100人いれば100通りの葬儀 ヒトモノガタリ(37)
・「オクリメシ」®――故人に捧げる最後の手料理(15)
・葬祭業界における「人的資本経営」─「人」への投資が現場と未来を変える(8)
・「感情労働」の視点からみる葬祭業の本質(8)
・ホームページから受注をふやすAI時代の「AIO」対策(最終回)
・リンクモア 船橋素幸のPERSONAL HISTORY(5)
・コールセンターとDXで実現するこれからの葬儀社経営(最終回)
・Re-Sign 葬儀社のリアルコミュニケーション戦略(最終回)
・イタリアの葬儀事業探訪記(2)
itowa/全国高齢者等終身サポート事業者協会