キーワード検索

サイト内検索を閉じる

ボウリングやイベントを通じ、
多様な世代が集まるコミュニケーション・ハブに

笹塚ボウル

CASESTUDY

22年、国内では先駆けて
ストリングス式ピンセッター導入

 京王線「笹塚」駅そばに位置する「笹塚ボウル」は、地元の人たちから〝ササボ〞の愛称で親しまれてきた1973年開業のボウリング場。2022年10月に実施したリニューアルにより、飲食とともに楽しめるボウリングをさらに際立たせ、さまざまなイベントを楽しめるコミュニケーションの場として、幅広い世代から注目を集めている。
 同施設は駅前ビル3、4階の2フロアに展開。各フロアに12レーン(計24レーン)を配しており、今回のリニューアルではまず、全24レーンのピンセッターを国内では初めてとなる紐で吊り下げるストリング方式に変更。従来のピンセッターよりもシンプルな構造のため、日に5〜6回発生していた機械トラブルが、週に1〜2回起こるかどうかまで改善された。これによりトラブルに対応するスタッフの人件費や修繕費、材料費などを含め、年間約600万円の経費削減につながった。問題点として紐同士が当たってピンが倒れるといったようなケースも考えられるが、アメリカでの実証実験では、スコアがほとんど変わらなかったことから、公式大会でも採用されるようになり、日本でもそれに準じるようになった。導入時の設備投資も従来型よりも1レーン当たり100万円安い約200万円で、導入以後は電気代も半額近くに抑えられている。

 また忘年会・新年会、謝恩会、ボウリング大会、DJイベントから個人のパーティ、ウエディングも開催できる3階には、DJブースを増築。これはボウリングと音楽の親和性を深めるとともに、音響設備を強化することで、若者層へのアピールとなり、さまざまなイベントともリンクされている。音へのこだわりを極めるだけではなく、ギター、ベース、ドラム等、ライブ機材も揃え、機材を持ち込まずとも即興でライブが実演できる。これらボウリングを主目的としないイベントは、年間250本にものぼり、同施設の大きな収益源となっている。
 さらに・・・<続きは本誌にて>

月刊レジャー産業資料
2025年7月号

月刊レジャー産業資料 2025年7月号

定価:8,800円(本体8,000円)

年間定期購読料

最新号から

定価:93,500円(本体85,000円)[送料込]

関連リンク

ページトップ