キーワード検索

サイト内検索を閉じる

(第24回) 葬儀社担当者・納棺スタッフのための
【状況別復元処置】と【死化粧】のポイント

2022年秋季開催 葬儀社・納棺スタッフのための[参加型納棺]実務講座(2)

現場で使えるノウハウ多数!
参加型納棺を可能にする困難遺体の対処と復元、表情の戻し方

  • 葬祭業
  • セミナー
本講座『【状況別復元処置】と【死化粧】のポイント』では前日の『【ご遺族参加型納棺】の手順とポイント』講座の応用編として、【復元処置のケーススタディ】と【表情の戻し方】を通して、最後に故人の顔を見て送りたいという家族の希望に応える、ご遺体の状態づくりを轄の笹原留似子氏ご指導いただきます。
知識や手順、処置技術の確かな習得と、遺された家族への適切なコミュニケーションによる支援を目指す葬儀社様、納棺担当者様のご参加をお待ちしております。

当講座は、関連する2つの講座「【ご遺族参加型納棺】の手順とポイント」と「【状況別復元処置】と【死化粧】のポイント」講座の2日続けての開催となります。両講座を受講いただくとさらに効果的です。

セミナープログラム
※1日目の参加型納棺の「処置」を基礎として2日目の項目を進行します

10:30〜16:45 ※昼食休憩および適時休憩をとりながら進行いたします。

1. 「死化粧」を施すために納棺師に求められる知識と技術

● 身体の変化(腐敗)に関する知識と対応策
● 変色、変形に対する知識と復元・メイク手法
● 必ず行なうべき感染防御(用具の取扱い等)
● 施行前にチェックするポイント


2. 状態・程度の分析と死後経過を予測した処置

● 身体に現れる変化の基礎知識(原因と対処の基本)
 ・死後変化(死後硬直・腐敗・死斑・乾燥など)
 ・変形(浮腫・水泡・陥没など)
 ・変色(傷・痣・黄疸・死斑など)
● 軽度処置法と説明術
 ・軽度水泡/酸素マスク痕/黄疸の復元
 ・長期療養の方に多い処置

3. ご遺族が求める死化粧
 〜「元に戻った」から始まる最期の時間のために

● 死化粧の意味と必要性
● 清拭とフェイスマッサージ

 ・水泡化の予防、表情筋への働きかけ
● 血色の意味〜生前の姿に戻す最大の鍵は血色にあり
 ・個性を見つけるポイント
 ・ご遺族に協力を依頼するタイミング
● 色のコントラスト〜色の配合を知れば、痣も復元できる

【実 習】 4〜5名1組での「血色戻し」「メイク」など
 (復元用ファンデーション、処置用ピンセット等、実習用具のいくつかをお持ち帰りいただきます)


4. 実は復元できる! 特殊遺体処置
 〜ご遺族と故人のために安らかな看取りをもう一度

● 「縊死」の処置と安置〜いくつもの復元処置の組合せ方法
● 高齢者に多い「溺死」の処置と安置法
● 今後増える孤独死。死後数日経過した「困難遺体」対応のヒント

  ・臭い、ウジ〜処置法と薬品の紹介
● 困難遺体復元後の家族とのコミュニケーションのポイント

【実 習】 「目閉じ」「陥没部位の復元」処置など



5. 質疑応答・まとめ



開催日時 【状況別復元処置】と【死化粧】のポイント
2022年10月19日(水・友引) 10:30〜16:45

会場 飯田橋レインボービル会議室
東京都新宿区市谷船河原町11 TEL.03-3260-4791
※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。
参加費 1講座 66,000円(1名様参加の場合。消費税および地方消費税を含む)
●同一申込書にて両日参加または一社から2名以上参加の場合
 1講座 58,300円(1名様につき。消費税および地方消費税を含む)
※資料代・実習備品代・昼食代を含む。
※実践講座@
 【ご遺族参加型納棺】の手順とポイント
 2022年10月18日(火・友引前) 10:30〜16:45
定員 30名(申込み先着順)

講師プロフィール

笹原 留似子(ささはら るいこ)

株式会社桜 代表取締役/復元納棺師
北海道札幌市出身、岩手県北上市在住。北海道神宮に正規の巫女として奉職し、3年後巫女長となる。その後病院に勤務し沢山の患者を看取るなか、医師の勧めで復元納棺師となる。 2007年、株式会社桜を立ち上げ現職。遺族の悲嘆援助を中心とした独自のコミュニケーション法による「参加型納棺(商標登録済)」と、ご遺体の状態管理や感染防御策を施しながらおもかげを取り戻す「復元納棺師」として実績は2万件を超え、現在も現役として日々地域で活動しながら後進の育成にも努める。

11年の東日本大震災では、遺族や機関関係者からの依頼を受け復元ボランティアとして奔走。5か月間で300人を超える復元処置を行なった。現在も震災遺族の会「いのち新聞」の代表として支援を続け、21年からはYouTube「いのち新聞」を配信。また当時の経験などから、緊急時にスピーディーな脱着ができる感染防御ガウン「Non-lenser(ノンレンサー)」を開発(意匠・商標登録の専用権を取得済み)。各方面の専門医からの推薦を受け、警察、医師会に発表後、各現場で採用されている。

最近では医師や歯科医師らとともに、災害被災遺体の保全と遺体対面時遺族対応を目的とした災害時特別チーム「Genies (Grief care for Each person, No limits In any Emergency)」を日本で初めて結成。代表をとして県の防災訓練に出向。また、警察本部管区合同訓練、海上保安庁の感染管理・遺族対応指導官を拝命。警察協議委員も務める。

《おもな著書・監修出版物》
おもかげ復元師(ポプラ社)/おもかげ復元師の震災絵日記(ポプラ社)/増補版 納棺・遺体処置実務 実践資料集(綜合ユニコム)/葬祭業のための感染症予防・防御対策実践資料集(綜合ユニコム)/【ご遺族参加型納棺】実践DVD(綜合ユニコム)/看護職・介護職が行うエンゼルケア・死化粧とグリーフケア(日総研出版)/新生児・小児のエンゼルケアとグリーフケア(日総研出版)など

内容に関するお問合せ

綜合ユニコム株式会社 企画事業部
TEL.03-3563-0099

ページトップ