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掲載数・予約数ともに急拡大する
「リゾートグランピングドットコム」
新たなプラットフォームで異なる
宿泊業態への進出にも意欲

株式会社ブッキングリゾート

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施設の魅力を“見える化”する手厚いマーケティングサービス
 潟uッキングリゾートは、京都府を拠点としてリゾート事業を展開するマリントピアリゾートグループの一翼を担い、グランピング・リゾートヴィラに特化した企画・開発・運営支援・マーケティングサービスを展開する。
 サービスの中核となるのが、国内の厳選されたグランピング施設をネット予約できるポータルサイト「リゾートグランピングドットコム」と、そこを入口とした施設ごとの専用予約サイトを駆使したWeb施策である。
 同社が特に重視しているのは、掲載施設の認知度を高めることにとどまらず、差別化の観点からその施設の魅力を最大限見える化≠オていくことだ。
「リゾートグランピングドットコム」の掲載料は無料で、同社は獲得予約額の10%に相当する送客手数料のみを受け取る。施設側にとっては掲載のハードルが低く、送客手数料の負担だけで掲載画像撮影、専用予約サイト立ち上げ、さまざまなマーケティング提案などのサポートが受けられる。
 グランピングに対応したポータルサイトやOTA(オンライン・トラベル・エージェント)はほかにもあるが、掲載数が膨大なことから、1つひとつの施設が埋もれてしまいかねない。また、OTAの場合「(施設利用者のために)人気施設を取り上げる」というスタンスのため、個々の施設の集客支援とはなりえない。
 先述のとおり、同社では「リゾートグランピングドットコム」を入口に施設ごとの専用予約サイトを立ち上げ、施設個別の集客支援施策を提案していく。その内容は、オフシーズンの集客を目的としたコンテンツづくりから料金体系・メニュー、場合によってはSEO対策としての施設名称の変更にまで及ぶという。
「私たちのアドバイスを受け入れて実行していただければ、自ずと稼動や売上げが向上し、結果として当社の手数料収入の増加につながりますので、現地調査の費用やコンサルティングフィーはいただいていません」と、同社代表取締役社長の坂根正生氏は言う。同社と各施設が目標の達成に向けてともに進んでいくというイメージだ。
 そうしたアドバイス、コンサルティングが可能なのも、「リゾートグランピングドットコム」を通して蓄積されてきた販売データに加え、グループでリゾート事業に取り組んでいるという施設運営のノウハウがあるからだ。
グランピング・リゾートヴィラ集客ポータルサイト「リゾートグランピングドットコム」の月間流通額は2022年5月に6.5億円を突破
アクセス数・予約数ともに急拡大 新プラットフォームで他業態にも挑戦
「リゾートグランピングドットコム」の掲載施設数は、2021年末時点で88件だったものが22年5月20日現在で119施設にまで増加。6月以降も新たに20〜30施設の掲載が予定されている。取扱高も約2億1,000万円(21年5月)から約6億3,500万円(22年5月)と大きく拡大。22年8月には10億円の大台に到達する見通しだ。
 アクセス数、そして同社の売上げに直結する予約数の推移も好調である。同社の月別売上げの前年同月比をみると、22年3月が約460%、4月が約503%、5月が約304%と驚異的な伸びをみせる。この背景には、コロナ関連による諸々の規制が緩和されたことによる影響が大きいものの、何より同社の集客支援施策であるインフルエンサーの派遣とテレビCMの実施・取材の獲得等によるメディア戦略があげられる。
インフルエンサーの派遣では、いわゆる「有名人」ではなく、フォロワー数は小規模でも旅行・アウトドアといったユーザーの嗜好に合うような内容を配信している人物を選定。施設の状況や季節に合わせさまざまな年齢層やパーソナリティのインフルエンサーを派遣することで、施設の認知度向上と差別化を図る。他の集客支援策と同じく無料であり、派遣のタイミング・人選も基本的には同社がコントロールして提案している。インフルエンサーはこれまでに約150人の派遣実績があり、SNSで検索することが日常となっている若いユーザーの予約を決定づけるクロージング要素となり、大きな効果を発揮しているという。
 テレビCMについては、現在、関東・関西・東海・中国・九州で実施中であり、CM効果からホームページへのアクセス数も増加、比例して予約件数も伸びている。また、関東圏をはじめとして22年3〜5月にかけては計8回のテレビ取材を受け、こちらも大きな反響を呼んだ。
いま、同社では24年の株式上場に向け、前述のように実績を重ねるとともに社内体制の強化を進めている。
サイトには、各施設がビジュアルで紹介され、施設概要が掲載
 新たな取組みとしては、まずグランピングの集客支援ノウハウを活かし、ホテル・旅館業態の集客支援を提案していく。すでに京都・千葉・北海道・長野・大分・沖縄で支援の準備中であり、「リゾートグランピングドットコム」とは異なる新たな集客プラットフォームを立ち上げる予定だ。
 ペットツーリズムやオフシーズン対策に向けた集客プラットフォームも準備中だ。特にペットツーリズムに関しては「ペット同伴で宿泊できる施設をまとめた、使いやすく認知度の高いポータルサイトがない」ことから、グランピングやリゾートヴィラに限らないペットツーリズムに特化したサイトを立ち上げ、同社がグランピングで行なってきたような企画・開発・運営支援・マーケティングサービスの展開を企図する。22年10月ないし11月には、この事業のフラグシップとなるペットツーリズムに対応したラグジュアリータイプのグランピング施設を千葉県南房総市にオープンする予定だ。これは同社にとって初の直営施設であり、坂根氏は「ペットと泊まれるという差別化だけでなく、ペットの『食』なども深掘りした施設にしたい」と語り、グランピングのみならず観光・宿泊・リゾート業界全体の活性化に貢献していく。
サイトには、各施設のビジュアルや施設概要が掲載されている。エリア別・日帰り施設などの検索をはじめ、各施設のクチコミ・体験記やコラムなども掲載

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