キーワード検索

サイト内検索を閉じる

難易度の異なるコース設定でリピーター確保

  • アウトドアレジャー
  • Park-PFI
フォレストアドベンチャー・よこはま
クギやボルトは必要最小限に抑えているため原状回復が可能。適度な間伐により森林の育成にも好影響

期間限定の営業が好評。規模拡大し常設施設としてオープン

 横浜市旭区の「フォレストアドベンチャー・よこはま」は、(有)パシフィックネットワークが企画・開発・施工を手がけ、2019年9月14日にオープンした"自然共生型アウトドアパーク"である。「よこはま動物園ズーラシア」に隣接した敷地を開発し、大人から子ども、家族連れまで楽しめ、企業研修や学校利用にも対応するアウトドアレジャー施設として楽しまれている。
 オープンの経緯は17年に遡る。同年の3月25日から6月4日まで開催された「第33回全国都市緑化よこはまフェア」の一環として、期間限定でフォレストアドベンチャー・よこはまを営業したところ、参加者から好評を得て、閉園後も問合せが相次いだ。そこで、横浜市内ではじめてPark-PFI制度を活用した公民連携の常設施設として計画がスタート。同じ敷地で規模を大幅に拡大し、オープンに至った。
 施設内には、難易度が異なる「アドベンチャーコース」「キャノピーコース」「キッズコース」の3コースのほか、ベビーカーや車椅子で楽しめる「ユニバーサルパス」を設置。また20年2月29日には、マウンテンバイク専用コース「トレイルアドベンチャー」が新たに開設した。

参加者のチャレンジ心を醸成し、リピーター確保を狙う

 
    
  
12mから垂直に飛び降りる「ミノムシシュート」(左)と、約9の高さからネットに向かって 飛び込む「ターザンスイング」(右)
 メインの3コースのうち、もっとも難易度が高いアドベンチャーコースでは、本格的な樹上アクティビティを体験できる。スタンダードプランとエキサイトプランの2種類を用意しており、スタンダードプランは、所要時間約2時間のコースに4サイト40アクティビティを設けている(利用条件は身長140p以上または小学4年生以上)。1サイト6アクティビティを備えるエキサイトプランはさらに難易度が高く、原則としてスタンダードプランを体験した人が対象となる。
 やや難易度が低い樹上アクティビティを体験できるキャノピーコースは、家族揃っての参加を想定している。所要時間約60分のコースのなかに4サイト24アクティビティを設ける(同110p以上、体重130sまで)。
 小さな子どもを対象としたキッズコースは、コース内のアクティビティが45分間遊び放題だ(同90p以上、小学3年生まで)。
 難易度の異なるコースや勇気が必要なエキサイトプランを設けることで、「次はもっとむずかしいコースにチャレンジしたい」という意欲を醸成し、リピーター確保につなげる狙いだ。
 一方、ベビーカーや車椅子で楽しめるユニバーサルパスは横浜がはじめての試みとなる。森林の高低差を利用して遊歩道を整備し、誰でも安心して利用できる設備になっている。
 以前から他のフォレストアドベンチャー施設で、ベビーカーや車椅子で森に入りたいという問合せが多く、そうした声に対応できる遊歩道の導入が検討されていた。横浜の場合、立地的にも無理のない設置が可能だったことから導入に至った。昨年9月のオープン以降、コンスタントに利用されており、今後は他のフォレストアドベンチャーへの導入も検討していく。
(続き<新コース「トレイルアドベンチャー」へのこだわり>については本誌で)
月刊レジャー産業資料
2020年8月号

月刊レジャー産業資料 2020年8月号
定価:本体6,300円+税

関連リンク