[特集]葬祭ビジネスの変遷と今後
わが国の葬祭業の戦後は、互助会の誕生(1948年)や全葬連の発足(56年)にはじまる。高度成長期に経営の近代化と葬祭会館の発生が進み、バブル期の会館拡大は葬具・人足手配業からサービス業への転換を促した。2000年代以降は人口減少と葬儀の縮小・簡素化、インターネット普及と紹介サイトの台頭による料金低下が進み、コロナ禍で従来モデルの変革が迫られた。現在はM&Aによる業界再編が進む一方、働き方改革と人材不足という根源的課題に直面している。
本特集では、国立歴史民俗博物館教授・副館長の山田慎也氏の寄稿、葬祭会館数の変遷に関する編集部レポートを収録し、ケーススタディとして、老舗葬儀社の一柳葬具總本店と、現在の会館ビジネスのはしりであるサンレーにも言及。2026年の年頭に戦後から現代までの変遷を紐解き、将来の産業ビジョンを占う。
葬儀産業の成立と発展・変容、今後のゆくえ
――国立歴史民俗博物館教授・副館長 山田慎也氏
発生から半世紀で全国に普及した
葬祭会館の拡大プロセスとその背景
――編集部
葬具開発こそがブランディング
「王道葬儀」を極める比類なき老舗
――一柳葬具總本店[名古屋市中区]
「常に先行く事業展開」で業界を牽引
北九州の互助会60年の軌跡
――サンレー[北九州市小倉北区]
家族葬の灯 -月が丘ホール-[岩手県盛岡市]/ハウスセレモニー
――釜石シェアトップの実績引っ提げ
最大市場の県都・盛岡へ越境進出
セレモニーハート西根[山形県寒河江市]/ジョイン
――大型会館隣接地に開設し
盤石な施行・営業体制を確立
日本典礼 柏会館[千葉県柏市]/日本典礼
――最大18体まで対応する安置機能で
成長エリアのニーズに応える中規模会館
拠点都市の葬祭市場を読み解く――宮崎県宮崎市
愛知・のいり タレント・田村淳さんを迎え講演会を開催
渡邊安之氏[花安 代表取締役]
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白石和也氏[LDT 代表取締役]
――「顔が見える」システム整備を視野に
地域活性化に貢献する老舗葬儀社の挑戦
▶人口戦略会議
「令和6年・地方自治体『持続可能性』分析レポート
――新たな地域別将来推計人口から分かる自治体の実情と課題――」
▶訃報・お別れ会情報(2025年11月21日~12月20日)
▶日本列島マップグラフーー改葬件数
・全国新設会館一覧、2025年12月~2026年1月開業分(編集部調べ)
・北九州・サンレー、昨年末に福岡と大分で3店舗オープン
・きずなホールディングス、岡山市内で会館網拡大・初進出の三重に2会館オープン
・若者世代の終活観、デジタル終活に強い関心
・一条真也、『鬼滅の刃』から日本人の精神を紐解く
・火葬研・武田至氏、日本に火葬が定着した理由に迫る
・鵜飼秀徳氏、日本仏教史の闇をたどる一冊
・神道と仏教を比較・解説し、日本人の宗教観を学ぶ入門書
コールセンターが変える葬儀社経営
・100人いれば100通りの葬儀 ヒトモノガタリ(28)
・多様化する樹木葬の現状と今後(19)
・「オクリメシ」®――故人に捧げる最後の手料理(8)
・Re-Sign 葬儀社のリアルコミュニケーション戦略(2)
・クレームをどう活かす? ─その構造と対処策(2)
・台頭するM&Aの基礎知識と葬祭業界(2)
・なかた 中田真寛のPERSONAL HISTORY(2)
アスカネット/LDT/オートルリーブ福岡コールセンター