音の楽しさを体験価値に
遊びから広がる音楽体験
【VISUAL REPORT】
「グリーティングダン」。オトビバのキャラクター“ ダン”の太鼓を叩くと光の反応がある
楽器販売・音楽教室運営事業を展開する島村楽器㈱が、新規事業としてエデュテインメント施設の開発・運営に参入した。2026年6月5日、「三井ショッピングパークららぽーと甲子園」(兵庫県西宮市)の2階に、〝音と楽器の屋内テーマパーク〞と位置付ける「OTOVIVA(オトビバ)ららぽーと甲子園店」をオープン。アトラクションでの「遊び」を入り口に、子どもたちが音や楽器に触れ、音楽の楽しさを体験できる場をつくりあげた。
同SCには、エデュテインメント施設の代表的存在である職業体験型テーマパーク「キッザニア甲子園」がある。そうした立地環境のなか、島村楽器は既存事業で培ってきた楽器や音楽に関するノウハウを活かし、新たな業態を開発。音楽をテーマとした独自の体験を提供することで、同エリアの子育てファミリー市場のさらなる活性化を後押ししていく。
約160坪の店内に、音・楽器・デジタル技術を融合した9種類のアトラクションを展開。足のステップで音を鳴らせる巨大な鍵盤「ドレミファステップ」や、さまざまな昆虫の形をしたボタンを押すと音が生まれる「タッピングツリー」など、子どもが身体を動かしながら音に触れられる仕掛けを用意した。
デジタルボールプール「オトダマラグーン」では、スクリーンに投影されたキューブにボールを当てると、隠れていた楽器が姿を現し、その音色を楽しめる。電子ドラムを叩いた音に連動して風船が弾けるリズムゲーム「ポッピングバルーンビート」では、スコアを競い合うこともできる。
0〜2歳を対象とした「ティンクルガーデン」には、オノマトペをテーマにした絵本や、歌いながら楽しめる絵本、手遊び感覚で楽しめる楽器玩具などを用意。乳幼児が遊びを通じて音楽に親しむきっかけをつくっている。

なかでも注目したいのが「ジャムフォレスト」だ。アコースティックギターやウクレレをはじめ、バイオリン、チェロ、ハープ、クラリネット、世界各地の民族楽器まで、多彩な楽器を揃え、自由に触れて楽しめるようにしている。管楽器にはキャストがマウスピースを用意するほか、音の出し方をレクチャーするなど、子どもが初めて触れる楽器でも楽しめるサポート体制を整えている。



さまざまな楽器を自由に楽しめる「ジャムフォレスト」。はじめてでもキャストがサポートしてくれる。フォトスポットも用意されており、楽器を手にもって写真が撮れたり、マイクでしゃべると面白い声に変わる様子などを動画撮影できる
利用料金は平日「1day」で、幼児(1〜3歳)1800円、子ども(4〜12歳)2300円、大人(18歳〜)900円。1歳未満は入場無料。中高生(13〜17歳)は、幼児・子どもおよび大人との同伴の場合に限り、大人料金で入場できる。再入場が可能なほか、大人は母親と祖母、母親と父親など、途中で交代することもできる。なお、土日・長期休暇期間は別料金となる。