[特集]2025年新設会館の動向
本誌6月号で既報のとおり、2024年に開業した新設会館は全国で467か所(編集部調べ)となった。この467という数字は、約30年にわたって集計してきたなかで最も多い新設数ではないかと思われる。この流れは今年も続いており、勢いはとどまるところを知らない。今号では、この第2次開発ラッシュともいえる状況下に、どのようなタイプ、スタイルの会館が建設されているのか、ビジュアルレポート拡大版として特集。ケーススタディから、現在の会館開発トレンドを探るとともに、設計・デザインの立場から“会館開発”に関わる提言を寄稿いただいた。
ターゲットに適した機能構成での
施設開発が不可欠な時代へ
――編集部
葬祭会館開発のゆくえ
“心”を揺さぶる集客力ある施設づくりとは
――原田春男氏 アルファ・ネット コンサルティング&デザイン 代表取締役
みおくり邸宅 つくだ[青森県青森市]
――未出店地にFC2号店を開設し
新規会員獲得も好調に推移
きくち葬儀店 別邸 巣子[岩手県滝沢市]
――大型LDEビジョン祭壇で
差別化図る新ブランド店
家族葬式場 ラシーナ福田町[山形県米沢市]
――病院至近に開設した
コンビニ転用の木質葬送空間
東上プライベートルーム東松山[埼玉県東松山市]
――小規模葬向け新ブランドを掲げ
東松山に初出店し商圏拡大
家族葬のそうえん 町田鶴川ホール[東京都町田市]
――カーディーラーを転用し
ホテルのエッセンスを随所に取り入れた2号店
セレモニア家族葬会館そうえん 溝の口[川崎市高津区]
――激戦地で新生・セレモニアを
印象づける木造会館
フローラルホール東大阪会館[大阪府東大阪市]
――装飾パネルが目を引く
エリア拡大の新拠点
おおすみ会館 大内[山口県山口市]
――2式場を擁する会館を整備し
安置ニーズにも対応する中規模会館
家族葬邸宅TOWAE–トワエ–高木町店[佐賀県佐賀市]
――エリア唯一の家族葬向け快適空間で
佐賀市内の足場固める2号店
藤原[静岡県富士宮市]
――静岡・富士宮の老舗が取り組む
遺体安置と機能追加を重視した会館戦略
上級グリーフケア士資格[冠婚葬祭文化振興財団]
――第1回「上級グリーフケア士」資格試験
今夏より開催
▶山形・ジョイングループ 第8回「Funeral Award 2025」を開催
▶青森・眞心堂 健康増進施設のネーミングライツを取得
豊福和人氏[みどり生命保険 代表取締役社長]
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白石和也氏[LDT 代表取締役]
――葬儀社の売上げアップと
遺族の安心を担保する保険商品の魅力
part8 中国・四国(鳥取・島根・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛・高知)
▶日本列島マップグラフ――墓地数
▶訃報・お別れ会情報(2025年6月21日~7月20日)
・全国新設会館一覧、2025年7月~8月開業分(編集部調べ)
・名古屋・ティア、神奈川と富山に相次いで出店
・きずなHDグループ、岡山にファミーユブランド9店目
・北九州・サンレー、駅前立地に会館オープン
・こころネット、売上高約101億円
・ケアサービス、売上高98億円余
・ニチリョク、売上高22億円余
・はせがわ、売上高212億円余
・広済堂ホールディングス、売上高約383億円
・アスカネット、売上高約73億円
・父の看取りを通して自身の人生設計を見つめ直す書
・100人いれば100通りの葬儀 ヒトモノガタリ(23)
・多様化する樹木葬の現状と今後(14)
・時代変化に対応するための葬祭経営ワンポイントガイド(5)
・「オクリメシ」®――故人に捧げる最後の手料理(4)
・FUNE 三浦直樹のPERSONAL HISTORY(3)
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