《事例研究》スタジアムパークの先駆け!「エディオンピースウイング広島」
──常時満員(収容率90.4%)を実現させた成功手法
全国で活発な『公設民営スタジアム・アリーナ』の新設・建替え案件獲得のために、
“稼ぐ集客施設”を実現させる「基本構想」「施設計画」のポイントから、
地方での「官民連携」の構築手法や、「事業提案書」で押さえるべき論点まで解説!
全国各地で「スタジアム・アリーナ施設」の新規開発や建替えが活発化しています。特に地方では、地方市街地再開発事業の中核機能として「スタジアム・アリーナ施設」を位置付けて、公共施設を中心に案件が増えています。さらに、スタジアムやアリーナを核とした再開発事業は、スポーツ庁・経済産業省が進める「スタジアム・アリーナ改革」により、単なる競技施設から「街づくりの核となる交流拠点」へと役割が大きく変化しており、開発にあたっては、試合日以外も施設を稼働させるための「多機能複合化」や官民連携による「収益性と公共性の両立」、「地域全体の経済活性化」などの機能が求められています。
本セミナーは、平均収容率90.4%(入場者数約2万5,000人)を実現したひろしまスタジアムパーク「エディオンピースウイング広島」の開発・運営体制の構築に主導的な役割を担うとともに、各地のスタジアム・アリーナ整備事業で数多くの事業アドバイザリーを務めてきた広島経済大学客員教授・響想舎代表の信江雅美氏をお招きして、まず、スタジアム・アリーナ整備事業の最新動向を整理したうえで、地方都市に求められるスタジアム・アリーナの機能について解説。次に、施設単体収支だけでなく、周辺価値・都市価値・ブランド価値を高めるための運営視点を織り込んだ「基本構想」や「施設計画」の立案手法について解説。さらに、地方での「官民連携の構築手法」や、事業化を進めるうえで押さえていくべき論点について、事例を交えて解説いたします。
13:00~17:00 ※途中休憩を挟みながら進行してまいります。
●スタジアム・アリーナが地方都市の都市経営・地域価値向上の拠点として注目されている背景
●従来型の公共スポーツ施設と「集客施設」としてのスタジアム・アリーナとの違い
●競技開催の場から「交流拠点」「都市の象徴」「まちの回遊拠点」へと変化する役割
●地方都市において、事業として「成り立つ施設」と「成り立たない施設」を分ける視点
●構想の前提として、まず3つのカテゴリーのどこを目指すのかを明確にすること
●3つのカテゴリーの違いと、それぞれに求められる立地、機能、設備等の諸条件
●出発点は「建てること」ではなく、「何のために存在する施設なのか」という構想
●立地、商圏、アクセス、周辺機能、都市の将来像を踏まえた基本構想の立て方
●スタジアムとアリーナの基本的な違い
●新築、改修、複合開発をどう見極めるか
●常時満員を可能にする施設、日常的に人を呼び込める施設の考え方
●スタジアム・アリーナは、整備してから運営を考える施設ではないこと
●構想・基本計画の段階で織り込むべき運営視点
・稼働率、非試合日利用、ホスピタリティ、飲食、物販、VIP、地域利用、回遊性等
●競技基準を満たすだけでは、良い施設にはならないということ
●競技基準と使いやすさ、快適性を両立させる設計上のポイント
●施設単体収支だけでなく、周辺価値、都市価値、ブランド価値までを含めて捉える視点
●行政、民間事業者、ホームクラブ・運営主体が果たすべき役割
●事業手法の考え方
・指定管理、PFI、DBO、コンセッション、Park-PFI、その他官民連携手法
●制度の理解より先に、誰が何を担うのかを設計することの重要性
●地方都市において、経済的価値と社会的価値の両面から施設価値を捉える視点
●提案書・企画書で押さえるべき論点
・市場性、公共性、事業性、実現性、運営体制、地域波及効果等
●なぜ広島の都心に新スタジアムを構想したのか
●優先したのは、初めて訪れる人に開かれた施設にすること
●基本構想
・市場環境分析、立地選定、目指す施設像、都市との関係性等
●基本計画
・利用用途、施設規模、機能構成、事業スキーム、資金調達等
●整備段階で重視した点
・都市との接続、回遊性、広場・周辺空間との関係、ランドマーク性
●運営段階で見えてきたこと
・集客、収益、賑わい、都市への波及、施設価値の持続的向上
●地方都市のスタジアム・アリーナ開発への示唆
| 開催日時 | 2026年8月20日(木) 13:00~17:00 |
|---|---|
| 会場 | 都市センターホテル |
| 参加費 | 57,200円(1名様/消費税および地方消費税を含む) |
広島経済大学 客員教授
響想舎 代表
1961年生まれ。立命館大学経済学部卒業。㈱サンフレッチェ広島にて、サッカースタジアム建設推進プロジェクトの総責任者を務め、「エディオンピースウイング広島」の構想・設計・建設・開業まで、全工程を通じて主導的役割を担った。2024年の開業後は、施設の総責任者として運営体制の構築と安定化を牽引。その後、スタジアム・アリーナ整備に関する計画支援等を行なうコンサルティング事務所・響想舎を設立するとともに、スポーツ庁『スタジアム・アリーナ改革ガイドブック第3版』の検討委員を務めた。
現在は、広島経済大学で客員教授を務めながら、愛知県安城市や沖縄県、徳島県など全国各地で進行するスタジアム・アリーナ整備計画の検討組織に参画し、専門的知見を提供している。
街なかサッカースタジアム
広島県の広島市中央公園内の広場エリア(公園、商業施設)と共に整備されたスタジアムパーク(2024年2月開業)。
同パークは、広島市が事業主体となり、指定管理者は㈱サンフレッチェ広島。敷地面積約4万9,900㎡、観客席2万8,500席(43席種)。
日本初の「都心交流型スタジアムパーク」として、試合日以外もスタジアムと広場が一体となって、ミュージアムやショップ等のさまざまな施設や、多目的な機能を提供することで、「365日のにぎわい」をつくることを目指している。
綜合ユニコム株式会社 企画事業部
TEL.03-3563-0099