同潤舎|PM-Dora Si
SPECIAL REPORT
中小のPM会社や地方の不動産会社の大半は物件管理業務でExcelを活用している。
人手不足と予算的制約でDXにより“脱Excel” 化が困難なためである。
こうした現状をにらみ同潤舎が開発提案するのがSaaS「PM-Dora Si」だ。
Excelのベース環境はそのままに業務効率を大きく改善するシステムである。
操作画面イメージ|開発にあたっては、金融系システムに強みを持つ企業と協業。従来システムに見られた操作性や視認性の課題を改善。長時間の利用を前提に、直感的な操作と視覚的な分かりやすさを重視している。
「PM-Dora Si」はPMの不動産管理に特化したPM会社向け業務支援SaaS。従来Excelや紙で分散していた業務を統合するシステムで、2026年4月よりサービス提供開始。
機能は物件情報の一括管理。月次レポート作成から請求・出納、レントロールに至るデータ入力からレポート出力まで一元的に管理できる。ミス入力が発生しにくいインターフェイスと、マルチアクセスを可能とするクラウドベースによって、関係者間と情報共有しやすい仕様となっている。
本サービスの特徴はExcelとの高い互換性を備えることで、既存データをインポートするだけで利用を開始できる。つまり「導入ハードルの低さ」が最大の強みだ。
多くのPM会社がExcelで管理しているデータをインポートすることが可能で、新しいシステム導入に伴う業務変更や教育コストは殆どいらない。PM会社の大半は、既存業務フローの変更がむずかしい現実がある。『PM-Dora Si』は、「現場の生の声を反映し開発した。巷では“脱Excel”が喧伝されているが、われわれは“Excelを活かす”発想で、現場の心理的なハードルを下げることに注力した」(同潤舎 DX事業部 シニアマネージャーの安部達哉氏)。従来業務を前提とした設計とすることで、無理のないDXを実現したのがPM-Dora Siということだ。
加えて、価格も低く抑えられているのも特徴。月額9,900円(税抜)~程度を想定し、IT投資余力の限られる企業でも導入しやくした。1人~数名規模の体制でも運用可能で、専任のIT人材を必要としない。
今後は、予算管理や収益予測への対応など、より高度なデータ活用へと機能拡張を進める。蓄積データを基にした賃料設定の最適化や投資判断支援など、経営領域での活用も視野に入れる。
あわせて、関係各社の業務フローや帳票フォーマットの違いに対応するカスタマイズ性の強化を図るほか、AI連携や多言語対応なども進め、現場から経営までを一貫して支える基盤への進化を目指す。
安部達哉氏
同潤舎 DX 事業部 シニアマネージャー