住吉 敬氏 コリアーズ・インターナショナル・ジャパン㈱ シニアディレクター&ヘッド
野末貴史氏 東急不動産㈱ ホテル・リゾート事業本部 ニセコ事業グループ 課長
海外富裕層を獲得する
「国際スノーリゾート」&「通年型総合リゾート」開発のポイントを事例解説!!
●海外富裕層に向けた「国際スノーリゾート」「通年型総合リゾート」開発の条件
国内スキー場の概況・投資状況/海外スノーリゾートとの比較/既存スキー場の事業性評価・分析手法/
海外富裕層が求めるハード&ソフト/スノーリゾートの富裕層マーケティング・集客戦略(エージェント営業)
●ニセコ事業から学ぶ「富裕層獲得」と「通年型総合リゾート」への成長戦略
東急不動産の「スノーリゾート事業」の展開状況/海外富裕層獲得と通年型総合リゾート化へ向けた取組み/
地域連携DMOによるエリア開発/顧客拡大&価値向上へ向けた取組み(インバウンド客・ファミリー客)
国内のスキー場が「国際スノーリゾート」や「通年型総合リゾート」への転換を図り、海外富裕層など新たな顧客を取り込む動きに注目が集まっています。スキー場が国際化や通年型化により集客増や収益向上を果たすためには、自施設のポテンシャルを分析し、自施設が目指すべきスノーリゾート像を見極めたうえで、海外富裕層の獲得やエリア全体の価値向上に効果的な開発計画と集客戦略を実施することが求められています。
本セミナーは、第Ⅰ講座で、数多くのスノーリゾート開発・投資に携わってきたコリアーズ・インターナショナル・ジャパン㈱の住吉敬氏に、国内スキー場の概況や海外スノーリゾートとの比較、スノーリゾートにおける富裕層マーケティング、スキー場の事業性評価手法について解説することで、開発にあたって求められるハード&ソフトの要件や、通年型化に向けたグリーンシーズンの強化手法など、国内で実現できる「国際スノーリゾート」「通年型総合リゾート」のモデルを詳解。第Ⅱ講座では、「国際スノーリゾート」の先進事例として東急不動産㈱でニセコ事業を担当する野末貴史氏から、ニセコ事業におけるリゾート開発や海外富裕層獲得のポイントについて解説。さらに、現在進行している「通年型総合リゾート化」に向けた行政とDMO(観光地域づくり法人)との連携によるエリア開発手法や、さらなる顧客拡大を狙ったCX(顧客体験価値)向上戦略など、今後の成長戦略についても解説いただきます。
ニセコ東急 グラン・ヒラフ
レストラン「NEST813」
(ニセコ東急 グラン・ヒラフ)
コンドミニアムホテル「綾ニセコ」
13:00~15:30
1.国内スキー場の概況と投資の動き
●国内スキー場の概況と投資状況、海外スノーリゾートとの比較
・国内外のスキー場の概況と海外スノーリゾートとの比較
・スキー場投資の動向(リフト・ゴンドラ等インフラ、ホテル、商業施設等の収益不動産)
●国内で実現する「国際スノーリゾート」「通年型総合リゾート」のモデル
2.スキー場の事業性評価・分析手法
●投資方針の確認
・目的(不動産投資、リゾート開発、地域再生等)、回収(短期・長期)等
●「国際スノーリゾート」開発・投資における事業性評価・分析手法
・財務の健全性、事業計画の妥当性、担保・保障の有無、CAPEX、経営者等
・スノーリゾートの事業評価(リフト券の価格設定等、26項目・5段階評価)
・国際スノーリゾート化のためのポテンシャル分析
・避けられないSDGs対応
3.海外富裕層に向けた「国際スノーリゾート」「通年型総合リゾート」開発のポイント
●スノーリゾートにおける富裕層マーケティング
・海外富裕層が求めるハード&ソフト(スキー場、ホテル、飲食、滞在時の各種サービス等)
・集客戦略(エージェント営業等)
●通年型総合リゾート化への成長プロセス
・集客ターゲットの設定
・グリーンシーズンの強化
・滞在日数増加の仕掛け
●今後の注目エリア
[講師]住吉 敬 コリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社
ホテルズ&ホスピタリティ シニアディレクター&ヘッド
15:45~17:00
1.東急不動産「スノーリゾート事業」の経営方針
●国内7か所に展開するスノーリゾートの状況
2.ニセコ事業に学ぶ「海外富裕層獲得」と「通年型総合リゾート」への成長モデル
●ニセコ事業におけるエリア開発のプロセス
・東急不動産によるニセコエリアの開発
・エリア全体で海外富裕層を獲得する仕組みづくり
●通年型総合リゾートへ向けたさらなる取組み
・CX(顧客体験価値)向上による顧客化手法
・グリーンシーズンを強化するための具体策(NISEKO HIRAFU GREEN PARK等)
・地域連携DMOによるエリア開発(倶知安観光協会)等
●今後の展開予定
・「Value up NISEKO road to 2030」プロジェクト
・ニセコ事業で得たノウハウを他スキー場へ展開
[講師]野末 貴史 東急不動産株式会社
ウェルネス事業ユニット ホテル・リゾート事業本部
ニセコ事業グループ 課長
| 開催日時 | 2026年2月13日(金) 13:00~17:00 |
|---|---|
| 会場 | 都市センターホテル |
| 参加費 | 57,200円(1名様/消費税および地方消費税を含む) |
[第Ⅰ講座]
コリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社
ホテルズ&ホスピタリティ
シニアディレクター&ヘッド
住友信託銀行㈱(現・三井住友信託銀行㈱)入行後、年金運用や法人融資、不動産仲介を経て、2005年からホテル取引、08年からM&Aアドバイザリー業務に従事。18年よりジョーンズ ラング ラサール㈱にてM&Aや不動産仲介等のホテル取引に携わる。22年よりデロイトトーマツ ファイナンシャルアドバイザリー(同)(現・(同)デロイト トーマツ)にて、主にホテル、観光関連施設の売買に関するアドバイザリー業務を担当。24年9月コリアーズ・インターナショナル・ジャパン㈱に入社。ホテル・リゾート投資、M&Aアドバイザリー、戦略コンサルティングを専門とするホテル&ホスピタリティ部門を率いる。また一橋大学大学院経営管理研究科でホスピタリティマネジメントのMBAを取得、修士論文「日本のスノーリゾートにおける評価、成長、投資に関する考察」を執筆した。
[第Ⅱ講座]
東急不動産株式会社
ウェルネス事業ユニット ホテル・リゾート事業本部
ニセコ事業グループ 課長
2010年東急不動産㈱入社。マンション用地の取得、計画に従事した後、14年より関連会社にて法人営業、産官学連携の新規事業創出を担当。16年より同社のリゾート事業およびヘルスケア事業を所管しているウェルネス事業ユニットに所属し、計数、人事、総務等のバックオフィスを担当。20年コロナ禍中に運営として新規ホテルブランドの立上げと開業、22年より沖縄エリアのホテル開発、既存ホテルのAM、ホテル会社経営を担当。24年より現職。ニセコエリアにおける全体戦略、ブランド構築、地域連携(行政、DMO)、ホテル開発(買収、計画、販売)、ハード投資(料飲施設、索道他)、コンテンツ投資(M&A、マウンテンバイク事業他)、運営を担当する。
ニセコ 東急グラン・ヒラフ
グラン・ヒラフ夜景
綜合ユニコム株式会社 企画事業部
TEL.03-3563-0099