BELS/CASBEE/DBJグリーンビルディング/ZEB/ZEH/その他の認証制度
自社の戦略に最適な制度を選択し、“投資価値を最大化”させる実務を詳解!
機関投資家、政府系ファンド、プライベートエクイティファンドなど、世界の投資家層でリスク評価とポートフォリオ構築の枠組みにESG基準を組み込む傾向が強まるなか、わが国においても「環境認証制度」取得の動きが活発化しています。すでに導入している案件では、グローバル資金の誘引はもちろん、ESG投資に関心の高いテナントの受け皿として、テナント賃料上昇や入居率向上を実現させるなど、オーナー・テナント双方で長期的なリターン向上や企業価値向上といったメリットを享受する事例も出てきています。
しかし、環境認証制度の種類は多様で、制度ごとに対応するアセット領域や物件規模、取得コストが異なるため、自社の戦略に最適な制度を活用して投資価値を最大化させることが重要となります。
本セミナーは、環境認証制度の取得支援に豊富な実績を有する環境・省エネルギー計算センターの尾熨斗啓介氏より、各制度の特徴(対象アセット/評価項目/取得コスト/必要書類等)や取得トレンドを解説したうえで、それぞれの比較を通じてメリット・デメリットを整理。さらに、代表的な制度である「BELS」「CASBEE」と、近時注目を集める「ZEB」「ZEH」取得にあたってのポイントや、高ランク評価取得のための戦略の立て方を、具体的なケーススタディを通して学んでまいります。
13:30~17:00 ※途中休憩を挟みながら進行してまいります。
●不動産ESG投資が加速する背景、今後の予測
・脱炭素社会に向けた国の政策と規制強化
・2025年4月省エネ基準適合義務化の影響
・気候変動リスクの顕在化と投資家の対応
・J-REITにおけるESG情報開示
●各認証制度の概要と特徴
・BELS産価値を明確化
・CASBEE : 建物の環境への配慮と居住者の快適性を総合的に評価
・近時注目されるZEB・ZEHの概要と戦略的活用
・その他の認証制度の整理 : DBJグリーンビルディング/LEED/BREEAM/WELL/等
●取得トレンドの分析
・アセットタイプ別の取得動向 : オフィス/商業施設/物流施設/住宅/等
・物件規模・築年数別の認証取得事例分析
●取得実務の進め方とポイント
・BELS評価 : 省エネ計算に必要な資料と手順、省エネ性能改善のポイント
・CASBEE認証 : 評価項目ごとの具体的な対策と必要資料
・ZEB・ZEH認証 : 設計段階からの取組みと高いハードルの超え方
●評価向上のための具体的な戦略策定のポイント
●BELS取得・改修やZEB化等に活用できる補助金制度
・国が提供する補助金制度
・自治体が提供する補助金制度
●「2,000㎡のオフィス」ならBELSか?CASBEEか?
●共同住宅ポートフォリオのBELS取得手法
●新築物件での認証もしくは自己評価ラベル取得手法(竣工後に購入物件の場合)
●既存建物の資料不足への対応(BELS、ZEB取得の計算モデルの選択)
●RE-SEED事業活用における効率的なBELS取得テクニック/等
| 開催日時 | 2026年1月22日(木) 13:30~17:00 |
|---|---|
| 会場 | 都市センターホテル |
| 参加費 | 57,200円(1名様/消費税および地方消費税を含む) |
環境・省エネルギー 計算センター 代表
株式会社HorizonXX 代表取締役
日本大学理工学部建築学科、日本大学大学院理工学研究科不動産科学専攻卒業後、大手日系証券会社に入社。不動産の証券化を扱う新規ビジネス部門に配属され、不動産ファンドアレンジメントやREIT主幹事業務に従事。その後、大手外資系証券会社にて同様の業務に従事。2012年に独立し、㈱HorizonXX代表取締役に就任。省エネ計算及び環境性能認証の市場が成長することを予見し、19年「環境・省エネルギー計算センター」のビジネスを開始。現在、年間約4,000件の省エネ計算・環境認証取得サポートを請け負う。さらに、省エネ計算の担い手を増やすための「省エネ計算学校(オンラインスクール)」も提供している。
『月刊プロパティマネジメント』『BUILT』にて環境認証制度に関する連載を執筆。著書に『環境性能認証に対応できる「不動産・建築ESG」実践入門』(日本実業出版社)がある。
綜合ユニコム株式会社 企画事業部
TEL.03-3563-0099