年金から個人まで幅広くカバー
外部の人材に向けて広く門戸
前年比で資産残高1,500億円増
三菱UFJ不動産投資顧問(MUREAM)は、三菱UFJ信託銀行(MUTB)100%出資の不動産AM会社。2019年に私募REIT「MUFGプライベートリート」の運用を開始し、24年にMUTBの私募ファンド運用業務を承継、25年には不動産セキュリティトークン(ST)の運用も開始した。
26年2月時点でのAUMは5,720億円で、前年同月から約1,500億円増加している。
三菱UFJフィナンシャル・グループは、資産運用ビジネスの強化を重点戦略と位置付けており、MUREAMは不動産分野でその一翼を担う。
「2024年に私募ファンド運用やそれに関わる人材を引き継ぎ、ソーシングルートやAMノウハウを集約した。それにより多様な投資家ニーズに応える商品組成ペースを加速。30年度末までのAUM1兆円到達を視野に入れている」(取締役社長の内田直克氏)。
自社採用が全社員の過半占める
私募REITは住居とオフィスを主体とする総合型の商品設計。MUTBがもつ年金とのネットワークを活かし、増資を毎期継続している。またキャッシュフローの安定性やキャッシュベースの分配(利益超過分配含む)を重視する年金向けには、住居特化型のオープンエンドファンドを2024年より運用している。
またSTは3本の組成実績を重ねており、直近では「大阪堂島浜タワー」を投資対象とする大型案件(発行総額224億円)で話題を集めた。
こうした業容拡大に合わせ、MUREAMは人材採用を積極化。2024年以降は10名以上を新規採用、現在の社員構成では出向より自社採用がやや多いという。「フロントからバックオフィスまであらゆる部門で人材を募集中。管理職クラスにも自社採用社員がおり、メガバンク系の会社ながら実力主義の人事戦略を取っている」と内田氏は話す。