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【2005.11.18】

進化するレジャーホテル

 10月31日に東京・国立で「ウォーターホテルS」、11月6日には東京・新宿で「ホテルP&Aカラフル」と、相次ぎ新規開発のレジャーホテルのオープンがあり、オープニングセレモニーで施設を拝見し雑誌掲載の取材もしてきました。

 前者は、開放感のある露天風呂を備えまさにハイグレードのリゾートホテルといってもよい内容。後者は、壁面に大きなガラス窓をとりLEDでライトアップしカラーリングで変化をつけた客室を備え従来のレジャーホテルのイメージを大きく超えた施設。両施設とも、レジャーホテルという業態が、進化し続けていることを再認識させる施設です。

 両施設とも11月30日発行の「季刊レジャーホテル no.71」にグラビアで掲載します。この業態に興味のある方はぜひご覧いただきたいと思います。もちろん実際に施設を訪れていただければ、この業態の最先端を実感できるはずです。



 私たちは、レジャーホテルと呼んでいますが、まだまだ世間では“ラブホテル”という呼称が一般的であり、“回転ベッドに鏡張りの客室”といった淫靡な空間をイメージされる方々も少なくないと思います。しかし、そういったホテルは現在ではほとんどありません。

 弊誌では、毎年、全国10数箇所のホテルにご協力いただいて利用者アンケートを実施しています。「レジャーホテルに対するイメージ」という設問の解答をみると、第1位は「2人だけの空間」で76.6%。「セックスのための場所」という回答は27.9%です。現在の利用者は、センスのよい空間で楽しく快適な時間を過ごしたいと考えているのです。そういった利用者ニーズに応えるべく、レジャーホテルは日々、進化しているといえます。

 現在の若者たちは、この業態を“ラブホ”と呼んでいます。従来の“ラブホテル”と“ラブホ”は、すでに別業態といっていいかもしれません。ちなみに利用者アンケートでは、ホテルの選択をするのは、男性が24.5%、女性が19.5%、2人で相談してが56.1%と過半数を占めます。さらにホテル代を払うのは、男性が63.5%、女性が6.2%、そして割り勘というのがなんと30.3%という結果です。

「レジャーホテルを最近は利用していないなあ」という40代、50代の方々には想像できない内容を備え利用のされ方がなされているといえます。レジャーホテルの関係者以外の方々、ぜひ、最新のレジャーホテルを利用してみてください。そこに、最新の消費行動や消費価値を捉えるための取組みを見ることができると思います。ちなみに、利用者アンケートの結果も次号(no.71)に掲載しますので、ご興味のある方はご覧いただければと思います。

(多田義則/季刊レジャーホテル

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