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【2005.05.20】

気が付けば 少なくなった鯉のぼり

 ゴールデンウィークを利用し、妻と子供の3人で1年ぶりに帰省しました。東京駅から新幹線に乗って、今年幼稚園の「年少さん」になったばかりのわが子と、車窓から「鯉のぼり探し」をして遊びました。

 ところが、子供の日の前日だというのに、なかなか見つかりません。ニュータウンと言われて久しい実家のあたりでもほとんど泳いでいませんでした。

 それならばということで、車で1時間以上かけて魚釣りに行きました。運転手は私の父です。彼は私がまだ小さい時に連れていった同じ川に孫を連れていきたいと考えたようでした。そこではお金を払うと養殖中のマスを放流してくれます。朝の9時から釣り糸を垂れて、午後2時頃には33匹も釣れました。釣り上げた魚は石でダムを作って泳がせておきます。こどもは網で捕まえようと一生懸命です。これで妻の実家へのお土産は買わずに済みました。帰りがけに川の周囲を見渡すと、大きな特別養護老人ホームがあることに初めて気がつきました。そういえば母方の叔父が最近開業したばかりの有料老人ホームに入居したと父親から教えてもらいました。

 さてこの1日のおかげで、こどもは魚釣りが大好きになりました。実家から東京に戻った今でも、緑色をした鯉のぼりをお絵かきしています。どうして緑色かというと、手づかみしたマスが強く印象に残っているからのようです。

 それにしても、帰省するたびに実家の近所に無職の人が増えていきます。とうの昔に還暦を迎えた私の父親はいうに及ばず、今年は私が高校受験の時に英語を教わった叔父も定年退職を迎えていました。叔父夫婦の台所には、冬のソナタで有名になった韓国人俳優の大きなポスターが飾ってありました。どうやら叔母がすっかりファンになっているそうです。

 帰りがけに近くの小中学校を横切ると、校門の目の前にあったはずの文房具店が閉鎖されていました。少子高齢化はまったく他人事ではないとまたしても思い知った次第です。

【参考URL】
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http://blog.livedoor.jp/sbm1/
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