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| 月刊シニアビジネスマーケット 2014年7月号 | 定価：本体3,400円＋税 |
| ［特集］ 「木」で建てる ―― 施設・住宅に木造建築を活かすには 高齢者施設・住宅にこそ「木造」建築を――。 本誌ではこれまでもこのメッセージを伝え続けてきた。その理由は、環境負荷の少なさはもとより、木造の建物が入居者、スタッフ、事業者それぞれにメリットをもたらすからだ。 2010年には「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行され、国も率先して木造化を後押しする姿勢を明らかにしている。また建設費が高騰する昨今、事業面からも木造の効率性の高さに注目が集まる。さらにつくり手側も多様な工法を生み出し、開発の選択肢が広がりをみせるなど、木造には追い風が吹く。 本特集では、ツーバイフォー（枠組壁工法）による大型の耐火建築物から、在来の軸組工法を使った建築まで、また特別養護老人ホーム、介護付有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅など多様な類型について、その最新事例を紹介する。併せて木造の優位性を最大限に引き出すための留意点や、設計者の視点、事業者の立場からの評価など、木造での開発を検討する際の一助としていただきたい。 ［Visual Report］ ■チャーム四条畷（介護付有料老人ホーム） 関西で最大規模の木造による介護付有料老人ホーム 国交省の木造モデル事業にも採択 ■香住ヶ丘 杜の家（サービス付き高齢者向け住宅） 木造建築による温もりと水と緑をテーマにした広い庭で ワンランク上の生活を提供する ■アンスリール（特別養護老人ホーム） 総計100床、わが国最大級の耐火木造2×4工法による 特別養護老人ホーム ■ハイブリットホーム上機嫌（サービス付き高齢者向け住宅） 木造・平屋建ての特性を活かし事業性とコンセプトを両立 自然と調和する小規模サ高住 ■りゅうじん（地域密着型特別養護老人ホーム） 福島県内初の木造2×4工法による耐火建築物に挑戦 木造ならではの短工期も決め手 ■むらやま（地域密着型特別養護老人ホーム） 自宅空間の延長線上にある「和風」の暮らしを継続できる 空間づくりを木造により実現 ■鈴の庵（サービス付き高齢者向け住宅） 理想の介護を実現するため 日本家屋と旅館のイメージを融合した木造サ高住 ［計画のポイント］ ■建設費高騰のなか脚光浴びる木造建築 ――そのメリットを活かすための留意点は 編集部 ［木造工法研究］ ≪テクノストラクチャー工法≫ ■木＋鉄のハイブリッド工法 大空間など、自由な構造設計が可能 パナソニックESテクノストラクチャー ≪サミットHR工法≫ ■大型木造建築の施工実績850棟を達成 接合部にエポキシ樹脂で剛構造を実現 三井住商建材 ≪KES構法≫ ■日本初の接合金物工法で 木造建築の新たな可能性を積極的に開拓 シェルター ［事業者からの声］ ■「自分の家のように感じていただきたい」 家庭的雰囲気の木造空間で、ターミナルケアまで提供 かしこ三崎口／かしこ ■2年間の運営実績をベースに 2棟めの特養も耐火木造2×4工法で開設 結いの郷 小牧／社会福祉法人 悠 ［CLOSE UP］ ■ネクサスコート橋本（相模原市緑区） 看護師24時間常勤体制で医療依存度の高い入居者の 受入れにも注力する住宅型有料老人ホーム ［SENIOR LIVING REVIEW］ ■カーサプラチナ宮前平（川崎市宮前区） 利便性と自然環境を併せもつ恵まれたロケーション 住民との接点の場も創出し地域密着型ホームを目指す ［今月の話題］ ■ニチイ、ベネッセ、メッセージなど 売上げ、利益とも過去最高を計上 ――明暗を分ける介護主要各社の14年3月期決算 ■やさしい手「社内独立開業支援制度」による 第1号サ高住が完成 ――社員のモチベーションアップ、 経営感覚の高い優秀な新卒社員の獲得に期待 ［寄稿］ ■成年後見―― 制度と仕事早わかり（下） 「成年後見」制度の現在 ［連載］ ■高齢者施設・病院等の不動産評価（11） 不動産鑑定士からみたヘルスケアアセット ■介護事業のリスクマネジメント 続・こうすれば成功する事故防止の秘訣 事例から学ぶ原因分析と再発防止策（4） ■建設費のコストパフォーマンスを考える（9） 高齢者施設・住宅の建設費最適化ノウハウ ［DATA FILE］ ■都道府県別有料老人ホーム総施設数ランキング ■主要有料老人ホーム事業者総施設数・居室数ランキング ■都道府県別・サ高住総件数・総戸数、特定施設登録件数 ■都道府県別［介護保険3施設］受給者数一覧 ［News Navi］ ◎ベネッセ初のサ高住「リレ」、東京・府中に8月開設 ◎大京、初のサ高住を東京・中野にコンバージョンで開設 ◎埼玉県住宅供給公社、吹上団地に同公社初のサ高住複合施設を開設 ◎金沢に居室で温泉が楽しめる住宅型有料老人ホームが誕生 ◎ワタミの介護、リハビリ強化型ホーム、「レストヴィラ川崎宮前」8月開設へ ◎富山型デイサービス、東京・江戸川に新生オープン ◎厚労省「社会福祉法人の在り方等に関する検討会」で法人規模拡大、 事業協働化の議論進む ◎経産省、ロボット介護機器開発・導入促進事業の採択事業者を決定 ◎三菱UFJリサーチ＆コンサルティング「通所介護のあり方」報告書を公表 ◎日本救急医学会など3学会による「終末期に関するガイドライン」に意見募集 ◎サ住協が5回目となる研究大会を開催。医療介護連携のあり方について議論 ◎大和ハウス、系列ホテルを活用する高齢者向け観光リゾート事業を今秋開始 ◎ローソンとルネサンスが健康に関する業務提携 ◎日本生化学研究所、介護・保育事業を中心に今年度38事業所を新設 ［Monthly Watch］ ◎厚生労働省「平成25年度介護事業経営概況調査結果の概要」を発表 |