講師プロフィール

A1 特別講演 I  介護事業の真髄とは何か

岩城祐子(いわき ゆうこ)
社会福祉法人 創生(土支田創生苑)
理事・施設長

1924年生まれ。日本女子大卒業。幼稚園の建て直し、損保代理店等の仕事を経て、自動車教習所、タクシー会社、女子学生会館をオープン。81年に都市型有料老人ホームの先駆けとなる「シルバーヴィラ向山」を練馬区に開設。97年にコレクティブホーム「アプランドル向山」、2001年に特別養護老人ホーム「土支田創生苑」を開設し、社会福祉法人創生の理事・施設長に就任。楽しい高齢社会をつくる会、日本・ケベック友好協会の理事も務める。主な著書に『一歩踏み出せ』『老人ホーム淑女・紳士録』等がある。

A2 基調講演  
シニア・ヘルスケア産業を取り巻くマーケット動向と今後の潮流

大割慶一(おおわり けいいち)
KPMGヘルスケアジャパン株式会社
代表取締役/パートナー

慶応義塾大学商学部卒業。KPMG東京事務所入社後、KPMGドイツ デュッセルドルフ事務所赴任。KPMGドイツのジャパンデスク統括責任者として、日系企業の欧州事業戦略、組織再編、M&A、リストラクチャリング等プロジェクトに対するアドバイザリー業務に関与。帰国後は、ファイナンシャルアドバイザーとして国内およびクロスボーダーM&A案件を数多く手がける。2000年、KPMGヘルスケアジャパン(株)設立。医療・介護産業を含むヘルスケアセクターに特化した戦略立案・業務変革関連、M&A関連、ファイナンス関連のコンサルティング・アドバイザリー事業の責任者を務める。日本公認会計士。

A3 事業戦略 在宅介護ビジネス最大手「ニチイ学館」の事業戦略

吉田英二(よしだ えいじ)
株式会社ニチイ学館
専務取締役(マーケティング本部 本部長)

1954年兵庫県生まれ。77年神戸市外国語大学卒業後、(株)ニプロに入社し医療機器プロパーとして活躍。85年(株)ヘルシーライフサービスに入社、92年に同社取締役本部長に就任。99年(株)ニチイ学館介護事業本部常務取締役、2001年同社マーケティング本部常務取締役を経て、02年同社マーケティング本部専務取締役に就任。有限責任中間法人日本住宅介護協会組織委員長、全国在宅配食サービス事業協会副会長、慶應義塾大学大学院研究マネジメント科非常勤講師、甲子園大学客員教授などを兼務する。主な著書に『民間在宅ケアサービスの展開』『在宅ケア時代を読む』等がある。

A4 特別講演 II  介護保険制度の改正と市場展望

田中 滋(たなか しげる)
慶應義塾大学大学院
経営管理研究科 教授

1971年慶應義塾大学商学部卒業。同大大学院博士課程、ノースウェスタン大学経営大学院修了。慶應義塾大学助手、助教授を経て、93年教授に就任。専門は経済学の視点からみた医療政策と高齢者ケア政策、ヘルスケアマネジメント。日本介護経営学会会長、日本ケアマネジメント学会理事、厚生労働省「社会保障審議会介護給付費分科会」等の委員、経済産業省「医療介護関連産業活性化のための事業インフラ研究会」座長を務める。主な論文・著書に『社会全体からみた医療と市場経済』『福祉が変われば経済が変わる―介護保険の正しい考え方』等がある。

A5 パネルディスカッション  
有料老人ホームを中心とした施設介護事業の新戦略

コーディネーター
松田 淳(まつだ じゅん)
KPMGヘルスケアジャパン株式会社
取締役/ディレクター

早稲田大学政治経済学部卒業。日本長期信用銀行に6年間の米国駐在を含めて13年間勤務。トレーディング業務、ストラクチャードファイナンス業務、コーポレートリストラクチャリング業務、M&A・投資業務などに従事。2002年6月KPMGヘルスケアジャパン(株)に入社。医療機関、シニアケア施設事業者を含むヘルスケア産業に関する経営戦略立案業務、ならびに投資、ファイナンス、事業再編、事業再生等のフィナンシャルアドバイザリー業務に従事。

A5 パネルディスカッション  
有料老人ホームを中心とした施設介護事業の新戦略

パネラー
橋本俊明(はしもと としあき)
株式会社メッセージ
代表取締役社長

岡山大学医学部卒業後、同大医学部第一外科医局に入局。81年橋本胃腸科外科医院を創業。87年医療法人自由会を設立(理事長現任)。94年社会福祉法人敬友会を設立(理事長現任)。99年(株)メッセージ代表取締役社長に就任。2005年(株)介護システム研究所代表取締役に就任。90年以降、老人保健施設や特別養護老人ホーム、グループホーム、ケアハウスを開設ののち、介護付き有料老人ホーム「アミーユ」を全国96か所で展開している。

A5 パネルディスカッション  
有料老人ホームを中心とした施設介護事業の新戦略

パネラー
碓田 茂(うすだ しげる)
株式会社サミュエル
取締役社長

1976年同志社大学商学部卒業後、長塚法律事務所に勤務。82年東京海上火災保険の代理店研修生を経て、83年に碓田経営損害保険として独立。88年(株)サミュエルを設立し、保険代理店事業、デベロッパー事業に携わる。2000年から「介護付高齢者住宅ヒルデモア」の企画・運営を開始、これまでに神奈川・京都・長野に5拠点をオープン。今期は、東京都目黒区・横浜市中区・横浜市青葉区に新規物件の開設準備中である。

A5 パネルディスカッション  
有料老人ホームを中心とした施設介護事業の新戦略

パネラー
市原俊男(いちはら としお)
株式会社サン・ラポール南房総
代表取締役

1977年慶応義塾大学経済学部卒業後、第一勧業銀行入行。85年同行退職、家業勤務を経て88年(株)サン・ラポール南房総入社。92年代表取締役就任。98〜2002年には(社)全国有料老人ホーム協会理事長を務める。00年厚生省「介護保険関連事業振興政策会議」メンバー、03年からシルバーサービス振興会「介護保険サービスの質の評価に関する調査研究事業」特定施設入所者生活介護部会委員。(社)全国有料老人ホーム協会相談役。

A5 パネルディスカッション  
有料老人ホームを中心とした施設介護事業の新戦略

パネラー
喜多岡陽子.(きたおか ようこ)
株式会社新陽.
代表取締役会長


義父の介護を通じて「人が人に働きかけること」の大切さを感じ、福祉の仕事に入る。82年(株)新陽を設立し、代表取締役社長に就任。84年、九州で最大規模の有料老人ホーム「アビタシオン博多 I 号館」を開設、以後95年に II 号館、2003年に介護専用の III 号館開設。05年福岡都心部の再開発プロジェクトに参画し「アビタシオン浄水」を開設、現在4施設を展開。(社)全国有料老人ホーム協会相談役、(社)九州ニュービジネス協議会理事など要職多数。

A5 パネルディスカッション  
有料老人ホームを中心とした施設介護事業の新戦略

パネラー
近山恵子(ちかやま けいこ)
NPO 福祉マンションをつくる会
理事長

1949年新潟県生まれ。北里大学衛生学部を卒業し、臨床検査技師となる。母親の介護をきっかけに生活科学研究所(現・(株)生活科学運営)に転職。88年、大阪で民間初のデイサービスセンター併設の高齢者住宅「シニアハウス新町」を企画、運営。97年に「福祉マンションをつくる会」を設立(現在は理事長を務める)、伊豆市にある「友だち村」をプロデュース。主な著書に『こんにちは“ともだち家族”』『親の介護が私を変えた』(共著)等がある。

B1 シニア・ヘルスケア事業の資金調達を積極支援

滝川秀則(たきがわ ひでのり)
株式会社東京スター銀行
コーポレートバンキンググループ
HEAチーム チームリーダー

1984年神戸大学経営学部卒業。日本長期信用銀行、日本興業銀行にて法人融資、為替・株式のトレーディング等に従事。03年(株)東京スター銀行に入行し、新規融資プロジェクトの立上げを担当。病院・介護施設向けにプロジェクトファイナンス、ノンリコースファイナンス、コーポレートファイナンスといった多様な手法を用いて融資業務を拡大する一方、環境企業向けプロジェクトファイナンス、不動産企業向けの提携型ノンリコースアパートローンの組成も手がける。

B2 有料老人ホームの標準モデル

松浦正悟(まつうら しょうご)
大和ハウス工業株式会社 営業本部
建築事業推進部 建築企画プロジェクトグループ
(シルバーエイジ研究所 設計)課長/一級建築士

建築設計事務所を経て、1987年大和ハウス工業(株)に入社。建築設計部門を経て91年よりシルバーエイジ研究所設計部門に所属。老人保健施設・特別養護老人ホーム・ケアハウス・デイサービスセンター等の高齢者施設および病院・診療所等の医療施設の設計を専門に携わる。高齢者社会と介護環境を考慮した有料老人ホーム(ダイワレアンジュ ソプラ)・グループホーム(ダイワカーム アビオス)等の商品開発にも設計として参画。

B3 高齢者向け住宅に特化した不動産私募ファンドを組成

小野雄吾(おの ゆうご)
三井不動産株式会社
不動産ソリューション本部 法人ソリューション部
金融法人グループ 統括

1988年三井不動産(株)に入社。97年から資産情報運用部(現・法人ソリューション部)にて法人に対しての不動産コンサルティング、不動産型M&Aのアドバイザリーおよびビル・賃貸住宅などを対象とした私募型不動産ファンドの組成に携わる。2004年から高齢者向け住宅(有料老人ホーム)を投資対象とする私募型ファンド「ホスピタリティ・レジデンスファンド」の組成を担当し、05年4月から運用開始。現在は主にヘルスケア系不動産の流動化を手がけている。

B4 介護専門スタッフ・ヘルパーの研修・育成手法

香取 幹(かとり かん)
株式会社やさしい手
常務取締役

千葉大学工学部卒業。(株)ビーエフを経て、98年4月(株)やさしい手入社、同年8月常務取締役に。2003年5月から東京都福祉サービス評価推進機構評価・研究委員会の委員も務める。同社は93年10月創業、訪問介護事業を中心に展開。2000年にISO9001を取得し、以降TQMの展開による訪問介護サービスの提供に注力。現在は、全社的なサービス提供マネジメントの体系化、バランス・スコアカードを活用した人材マネジメントの最新理論から業績管理予算統制までの連動とTQMと融合の実践を進めている。

B5 新規参入のためのシニア介護関連施設の事業特性と開設計画

吉野孝之(よしの たかゆき)
綜合ユニコム株式会社 企画調査部 部長

綜合ユニコム(株)企画調査部では、シニア住宅関連をはじめ、温浴や宿泊・リゾート等の商業施設、フィットネスクラブやフットサル等のスポーツ施設、葬祭会館やミュージアム等の文化施設など、集客ビジネスにおける事業開発や事業再生のための調査、立案、設計、コンサルティングを行なっている。