フォーラムプログラム

9:30〜10:00 [基調講演]

 1. ホテル投資マーケットと収益ある経営施策戦術とは



澤田 竜次 
トーマツグループ CBインダストリー 
ツーリズムホスピタリティ&レジャーセクターリーダー

さわだ・りゅうじ●ワシントン大学にて経営学修士(MBA)を取得。大手金融機関にて、資金調達に絡むファイナンシャルアドバイザリー業務を経験した後、トーマツグループのコンサルティング会社に入社。財務戦略担当リーダーとして、主にM&A戦略、不良債権処理、および企業再生関連ビジネスに従事。2003年1月に現在のデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー(株)に移籍し、不動産、運輸、ホテル、旅館、外食などの不動産およびホスピタリティ業界に属する企業を中心にFA業務を提供している。

10:00〜10:30 [特別講演]

 2. ホテルへの魅力的投資機会をどう提供し続けていくか

  ――ホテル資産規模拡大を目指した成長戦略と運用戦略の今後



鈴井 博之 
ジャパン・ホテル・リート・アドバイザーズ(株) 代表取締役社長

すずい・ひろゆき●1988年から8年間、KPMGにて税理士として国際税務に従事、その間の3年間をスペイン・マドリッド事務所にて勤務。その後、サン・マイクロシステムズ(株)の経理財務本部統括部長を務める。2004年にゴールドマン・サックス・グループへ転身、日本初のホテル特化型REITであるジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人の設立に尽力し、05年に同投資法人の資産運用会社にて取締役管理本部長に就任、07年からは同社代表取締役。12年4月同投資法人と日本ホテルファンド投資法人との合併を実現。現在は、合併後のジャパン・ホテル・リート投資法人の資産運用会社であるジャパン・ホテル・リート・アドバイザーズ(株)の代表取締役社長を務める。

■10:40〜12:30 [リレー講演&ディスカッション@]

 
3. ホテル事業開発・投資の今後

  ――真のニーズを捉え、差別化をいかに図り、不動産価値の高いホテル開発を進めるか

  相鉄イン開発/藤田観光/森観光トラスト

  ○より成長・安定するための立地戦略・開発手法・ブランド戦略・運営戦略とは
  ○投資意欲を高めるホテルとして、開発・経営に何を求めるか



[コーディネーター]
永宮 和美 
旅行産業ジャーナリスト

ながみや・かずみ●1987年オータパブリケイションズ入社。海外旅行業界専門誌編集(海外ホテル・航空会社担当)、ホテル・レストラン業界専門誌副編集長を担当した後、97年にフリージャーナリストとして独立。ホテル・旅館をはじめ、旅行、外食産業分野で取材・執筆活動を展開する。著書に『ホテル業界のすべてがわかる本』(ぱる出版)、『日本のホテル大転換』(ダイヤモンド社)、『コンパクト&コンフォートホテル設計論』(商店建築社)などがある。

[パネリスト]
佐藤 充 
(株)相鉄イン開発 開発部長

さとう・みつる●早稲田大学法学部卒業。2008年相模鉄道(株)グループ経営戦略室新規事業担当課長。09年相鉄ホールディングス(株)グループ経営戦略室イン事業担当課長。10年(株)相鉄イン開発 開発担当兼企画担当部長。12年(株)相鉄イン開発 開発部長を経て現在に至る。同社は宿泊特化型ホテル「フレッサイン」ブランドで9、「グランドフレッサ」ブランドで1の計10ホテルを展開、また昨年11月に「トレストイン」2棟(田町、日本橋)を取得、3月の横浜桜木町開業で13ホテルを経営。今後も拠点拡大を狙っていく。

小宮 泰 
藤田観光(株) 
ワシントンホテル事業グループ 企画チーム部長(開発担当)

こみや・やすし●1987年藤田観光(株)入社。藤田不動産販売(株)に出向し、不動産販売に13年間携わる。その後、経営企画室を経て、2006年リゾートカンパニー企画室、09年箱根小涌園勤務を経て、11年6月より現職。ワシントンホテル、ホテルグレイスリーの開発を担当する。現在、同社では30棟のビジネスホテルを経営・運営している。今年はワシントンホテルブランドで、広島・仙台の2拠点に開業するほか、東京・新宿の旧コマ劇場跡地に開発が進む東京東宝ビル内に15年出店が決定している。

中村 恒志 
森観光トラスト(株)
イノベーション事業部コンサルティング担当課長
※2月7日より、「森トラスト・ホテルズ&リゾーツ(株)」に社名変更いたします。
なかむら・ひさし●京都大学卒業。2000年同社に入社し、ホテル現場で人事・FBコントローラー・レベニューマネージャー・総支配人室等を歴任。08年より本部にてホテルの運営分析・業務変革を指揮し、改善実績を残す。ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルやウェスティンホテル仙台など外資ブランドでの業務経験も豊富。同社は森トラストグループにおいて、法人会員制リゾートから外資系シティホテルまで多様な形態・規模の施設運営を担い、それらの業務改善やリノベーション、新規開発支援等を展開している。

12:30〜13:40  ランチミーティング

■13:40〜15:30 [リレー講演&ディスカッションA]

 
4. 注目ホテル投資・マネジメントプレーヤーの戦略
   ――成長著しい“新ホテル経営・運営新戦術”検証

 カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント/アビリタス ホスピタリティ/
 アゴーラ・ホスピタリティーズ

 ○国内ホテルに新風を巻き込む! 収益拡大のための各社の取り組み
 ○国内外出店、経営引き継ぎ、リブランディング、アライアンスなど新展開への検討
 ○今後のホテル事業の成長戦略とは何か……運営効率と収益アップで投資魅力を光らせる



[コーディネーター]
渡辺 淳子 
有限責任監査法人トーマツ 
グローバルサービスグループ パートナー

わたなべ・じゅんこ●イリノイ州立大学大学院にて会計学の修士号を取得後、大手会計事務所ニューヨーク事務所にて約3年間、主に証券会社やファンド、銀行の信託部門の監査に従事。その後、東京にて大手総合電器、IT企業などグローバルカンパニーの米国および日本基準の監査に約6年間従事し退職。約6年間食品製造会社経営企画室責任者を務め、2001年に監査法人トーマツに入社。トーマツ入社後は主に米国および欧州系ファンドが取得したポートフォリオ企業の国内外(東証・ユーロネクスト・香港)上場案件や、ホテルを含む不動産関連のファンド等の監査を担当。上場(REIT含む)準備に伴うストラクチャー検討や内部統制構築に伴うコンサルティング、IFRS財務書類の作成助言指導業務も多く手がけている。

[パネリスト]
穂積 輝明 
(株)カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント 
代表取締役社長

ほづみ・てるあき●京都大学工学部建築学科を卒業後、1999年(株)スペースデザイン入社。開発型・直営サービスアパートメント事業や開発型・直営サービスオフィス事業の立ち上げを行なう。2003年(株)クリード入社。社長直轄部署にてホテル開発事業・新規事業の立ち上げやM&A業務に従事。05年(株)カンデオ・ホスピタリティ・マネジメントを創業し、ビジネスホテルとシティホテルの中間領域の新業態として「ワンランク上のスタイリッシュホテル」をコンセプトにカンデオホテルズ事業を展開。13年2月現在、国内11ホテル1,657室を運営中。ベトナム・ハノイにて海外一号店を建築中。独創的な企画が評価され日経ビジネス社が実施したホテル満足度調査で日本一を獲得。創業10周年の15年5月期までに国内3,000室体制の構築を目指す。

山口 博己 
アビリタス ホスピタリティ(株) 
チーフ オペレーティング オフィサー

やまぐち・ひろみ●1977年東急ホテルズインターナショナル(株)(現パン パシフィック ホテルズ アンド リゾーツ)入社。セールス、オペレーション&開発事業部を経て、87年ニュージーランドのパンパシフィックプロパティズ社へ経理部長兼CEO代行部長(出向)。89年アルファU.S.A.社の副社長経理部長、94年ウェスティンホテル東京の経理部次長。96年パン パシフィックホテル 横浜(現パン パシフィック 横浜ベイホテル東急)の経理部長を経て、2000年副総支配人に就任。05年マンダリン オリエンタル 東京の経理部長に就任。07年7月アーコン・ホスピタリティ(株)(現アビリタス ホスピタリティ(株))オペレーション ディレクター、09年3月ディレクター就任。10年9月より現職。同社はホテル・旅館の運営・経営支援サービスを展開、現在12ホテル・旅館の支援にあたっている。

浅生 亜也 
(株)アゴーラ・ホスピタリティーズ
代表取締役社長

あそう・あや●大阪府生まれ。南カリフォルニア大学音楽学部を卒業。シェラトン・グランデ・ホテル・ロサンゼルス勤務後、1997年に帰国。シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルに勤務後、USCPA取得。監査法人トーマツ、(株)スペースデザインなどを経て、イシン・ホテルズ・グループに入社し、営業開発本部統括本部長等を経て副社長に就任。2007年(株)アゴーラ・ホスピタリティーズを設立。09年英国国立ウェールズ大学MBA取得。10年(株)アゴーラ・ホスピタリティー・グループ取締役、12年代表取締役CEOに就任。同社はリゾートからシティまで国内外合わせ33ホテル8,186室のホテル・アライアンスを展開。13年4月より福岡山の上ホテルの運営に参画する。



■15:40〜17:30 [リレー講演&ディスカッションB]

 5. 投資プレーヤー&アセットマネジャーが見る国内ホテルの
   投資家目線・投資価値最大化のための施策と課題

 グリーンフィールド・アドバイザーズ/SCキャピタル・パートナーズ・ジャパン/
 マックスリアルティー

 ○国内外投資家は、わが国のホテル市場をどう見ているか
 ○いま、ホテル市場は投資のタイミングにあるのか、投資家はどのような投資目線なのか
 ○収益最大化への要求にどう応えるか…不動産視点(立地・規模)、
  経営視点(運営関与、契約形態)等


[コーディネーター]
澤田 竜次 
トーマツグループ CBインダストリー 
ツーリズムホスピタリティ&レジャーセクターリーダー


[パネリスト]
河内 中 
グリーンフィールド・アドバイザーズ(株) 代表取締役

かわち・あたる●東京大学法学部卒業。米国カリフォルニア大学バークレー校大学院にてMBA取得。1986年三井不動産(株)に入社し、商業施設および住宅開発に従事。97年から2002年まで米国経営コンサルティング会社A.T.カーニーにて商社や銀行等の戦略立案と実行に携わる。その後、米国フリーマーケッツ社(現アリバ社)の日本法人副社長を経て、04年スター・マイカ(株)に入社。取締役経営管理部長等を務めた後、07年子会社スター・マイカ・アセットパートナーズ(株)代表取締役に就任。09年にグリーンフィールド・アドバイザーズ(株)を設立し、シンガポール上場会社IPCのアドバイザーとしてビジネスホテルの取得運営、分譲住宅開発等に携わる。


青木 陽幸 
SCキャピタル・パートナーズ・ジャパン(株)
代表取締役

あおき・ひろゆき●2010年にシンガポールベースの不動産投資ファンド(RECAP)の運用会社であるSCキャピタルパートナーズに参画。米バージニア大学卒業後、デロイト&トウシュ、インガーソル・ランド、アーサーアンダーセンにて主に企業の財務・経営分析に従事する。その後、米国プライベート・エクイティ・ファンドのリップルウッド・ホールディングスのホテル投資部門にて、ホテル投資とフェニックス・シーガイア・リゾート(宮崎県)の再生業務に尽力する。

高橋 アラン 
(株)マックスリアルティー 顧問

たかはし・あらん●ハワイおよびアジア諸国のホテル・ホスピタリティ業界において、30年以上にわたり運営から投資まで幅広く活躍。1996年から2001年までは、ハワイを拠点とするAston Hotels & Resortsにてインドネシアを拠点にホテル開発に携わる。01年から10年までは、Lehman Brothersのコンサルタントとして、日本とタイを拠点にホテルのアクイジション業務およびアセットマネジメント業務を統括し、11年より現職となる。現職では、主に海外投資家の日本国内への不動産投資を支援するとともに、アセットマネジメント業務の拡大に関わっている。現職就任以来、ホテルファンド1案件をクローズし、13年中には、日本での実績のないアジアのホテルオペレーターからの依頼を受け、日本国内10〜12ホテルの取得を目指している。