株式会社リモートプラス

コンピュータ・フロントシステム

人件費の削減とサービスレベルの向上を両立
レジャーホテル運営を強力にサポート
──「リモートフロントシステム」

 

リモート事業部部長
加納 大揮 氏

全国でレジャーホテルを多店舗展開するルナパーク グループは、人件費の軽減とオペレーションレベルの向上を両立させる「リモートフロントシステム」を自社開発し、グループホテルで導入・活用し、多くの実績を実現させている。同社は、こうした既存ホテルの実績をもとに、業界の活性化に向けたシステム販売をスタートさせている。
 

企業名

株式会社リモートプラス

TEL

03-3669-2333

所在地

東京都中央区日本橋兜町20-5-8F

URL

https://remote-plus.co.jp 



コールセンターでは、複数ホテルの稼動状況などが一目でわかる。
専門スタッフが常駐し、高品質な運営に取り組む
 

 

専門のコールセンターで
ホテルのフロント機能を一元管理
 
  “究極の人手不足時代”に突入したレジャーホテル業界では、
①必要な人員確保の困難(募集広告を行なっても人が集まらない) 
②時給アップによる人件費の高騰
③スタッフの質・量の不足によるオペレーションレベルの低下
といった課題に直面している。
  コロナ収束後には、レジャー・飲食業界の再活性化が予測され、レジャーホテルにおける人手不足問題はさらに困難な直面に移行すると思われ、良質なホテル運営を継続・維持するための何らかの施策が求められている。
  ルナパーク グループが自社開発した「リモートフロントシステム」は、この3つの課題を解決する画期的なシステムとして注目を集め、すでにグループホテルを中心に多くの実績を実現させている。
  同システムは、「複数のホテルのフロント機能をコールセンターで一元管理する」というもの。コールセンターには専門の教育を受けたオペレータが常駐し、ホテルの外線・内線対応を行ないパソコン上でホテルの情報を確認しながら、運営現場に的確な指示を与える。
  外線電話に着信があった場合、オペレータが電話をとると同時に、パソコン画面にそのホテルの各種情報が表示される。オペレータは、「ホテルへの道順」「空室状況」「料金システム」「予約の有無」「忘れ物関連」といった問合せ内容に応じて情報を確認し、電話の相手に伝える。
  一方、内線からの着信の場合は、内線を掛けた客室のレイアウトや写真、基本情報などがパソコン画面に表示され、「設備の使い方」「設備不備に関するクレーム」などに対応。また、「飲食オーダー」に対しては、オーダー内容をホテルスタッフが携帯するスマホとLINEWORKSで連携して共有することで、速やかな対応を実現。さらに、通話内容は録音・保存できるため、何らかのトラブルが発生した際に後日確認が行なえる。
 

ホテルの運営現場の“見える化”で
サービスレベルの向上を実現
 
  同システムの活用のメリットとしては、
①人件費の大幅削減
②経営者・管理者の負担軽減
③お客さまの声の見える化
④現場オペレーション力の見える化
⑤オペレーション・サービスの高品質化
の5点があげられる。
  このうち①②に関しては、多くのレジャーホテル事業者にとって大きな課題となっているのはいうまでもない。
ルナパーク グループが同システムを自社開発するに至った最大の動機も、やはり①②の課題解決だったという。実際、同社が運営するホテルでは月100万~150万円の削減実績を残している。
  一方、同システムを実際に運用していくなかで、当初の想定以上の成果につながったのが③⑤だった。
  ピークの時間帯の外線・内線の対応は、現場スタッフにとってもストレスとなるが、そうした作業から解放されるとともに、利用客に対しても、専門スタッフが対応するため、質の高い接客による差別化に直結する。
  また、多店舗展開するホテルでは、運営本部が現場オペレーションの細部まで把握するのは難しい。お客さまから寄せられるクレームなども、小さなものは現場のスタッフが直接対応して処理してしまうことが多く、管理者や運営本部が把握できないまま、クレームの根本的な原因が放置されてしまうケースもある。
  同システムの場合、お客さまからの細かなクレームや要望も、すべてコールセンターをとおして“見える化”できるので、あとから内容を分析して、運営本部主導によるオペレーションやサービスの高品質化に役立てることができる。
  同社では、導入ホテルの規模や形態、運営戦略に合わせた独自のシステム提案を行なっている。
  複数店舗を展開する企業に対しては、その運営戦略にカスタマイズしたコールセンター機能の構築を提案するとともに、個人経営のホテルにおいても、たとえば夜間の時間帯だけコールセンターを活用するなど、さまざまな活用が考えられる。
  「一言で運営の効率化といっても、ホテルの規模やマーケット状況、経営・運営戦略によってそのニーズは異なります。当社のシステムは、そうしたさまざまなご要望に合わせた対応が行なえることが、最大の特長といえます。まずは、ご相談ください」(リモート事業部部長・加納大揮氏)。
  同システムは、すでにグループ7ホテルにおける導入実績に加え、複数の多店舗展開企業の導入活用が決定している。
  今後のレジャーホテル業界は「利用客の確保」に加え、「スタッフの確保」が最重要課題となることだけは間違いない。長期的な安定経営を目指すためにも、運営の効率化の取組みは、もはや避けて通れない喫緊の課題といえるだろう。


コールセンターが外線を受けると、「アクセス」「利用システム」「イベント内容」「忘れ物一覧」などの当該ホテルの基本情報が画面上に立ち上がる
 

「忘れ物」に関する問合せは、実物写真を添付するなど、リアルタイムでスムーズな対応が行なえるように工夫されている


客室のレイアウト図と、ポイントごとの客室写真も確認できるので、遠隔ながら、その場にいるようなキメ細かな対応が可能に。また、通話内容は録音されるので、確認もできる