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見直しを迫られるホテル事業の[賃料改定]をどう進めるか!
ホテル事業収益の評価・分析手法、各種指標・適正数値の見方から、
賃料改定へ向けた見直し手法までを解説!
 
ホテルの[適正賃料算出]と[収益分析]実務資料集


●A4判/縦型/114頁 ●絶版●2010年12月刊行

[執筆・監修]デロイト トーマツ FAS株式会社

【ごあんない】
 世界のホテルチェーンの日本進出、不動産系企業によるホテル事業投資、海外投資家のホテル投資など、2000年代に入ってわが国のホテル事業は大きな進展を見せました。
しかし、この1年あまり、経済不況・不動産不況の影響はホテル事業を直撃し、集客・売上面が悪化し業績不振に直面するホテルも散見されています。
 ホテルを取り巻くステークホルダーが、それぞれの立場で、経営リスクをどう捉え改善していくのか、そのためにホテルの事業分析ができる今日的な経営指標の把握や、ホテルの契約内容の見直し、賃貸借契約ホテルにおける賃料改定は大きな課題となってきています。
 本書は、既存ホテルの賃料改定、資産売却やリースに伴うホテルの賃料設定、新規ホテル開発などで直面する賃料の算定や契約条件をどう設定していくのか、その前提に必要なホテルの事業収益から経営指標(客室稼働率、ADR、RevPAR等)分析における実務知識をご提示いたします。





絶版
[編集内容]
第I章 ホテルビジネスを取り巻く環境変化・経営課題
 1.はじめに――いま何が課題なのか?
 2.ホテルビジネスを取り巻く経営環境の実態

  ○日本のホテルの営業動向
  ○国内ホテルの供給状況・市場規模
  ○国内ホテル・旅館の経営状況
  ○国内外ホテルチェーンの開発動向
  ○グローバルオペレーターの出店状況
  ○今後の宿泊需要の動向
 3.投資環境の実態(国内外投資家の実態、既存投資家の実態)


第U章 ホテル事業収益分析の今日的な視点と手法
 1.ホテルビジネスの事業特性
 2.ホテル経営のストラクチャーと各ステークホルダーの課題

  ○ホテル営業の3機能
  ○ホテル営業の方式
 3.収益分析のための指標・収益構造の基礎理解、
   今日的な適正数値の見方

  ○ホテルの収支構造
  ○ホテルのKPI分析、ベンチマーク指標
   ・宿泊部門分析
   ・競争力分析
   ・料飲部門の分析指標
   ・宴会部門の分析指標
   ・婚礼部門の分析指標
   ・その他部門の分析指標
   ・非配賦部門の分析指標
 4.ホテルタイプ別でみた指標と事業構造、リターンの把握
  ○ホテルタイプ別のGOP比率
  ○アジアの主要都市におけるホテル収益構造
  ○利回りの把握


第V章 ホテル賃料の決定メカニズムと実務上の留意点
 1.ホテル賃料を決定する上で理解しておくべき3つのポイント

  ○ホテル賃貸マーケットが有する特殊性
  ○ホテル(テナント)の事業収益と賃料支払原資の関係
  ○オーナーとテナント(オペレーター)の戦略上の目線の違い
 2.ホテル賃料決定までのプロセス
 3.ホテル賃料の決定メカニズムと実務上の留意点

  ○RFP(リクエスト・フォー・プロポーザル)における留意点
   ・土地の最有効使用を踏まえた開発戦略の検討
   ・ホテル用途導入のメリット・デメリット
   ・RFPにおける実務上の留意点
  ○テナント(オペレーター)の希望賃料提示における留意点
   ・収益分析法における適正GOP水準の考え方
   ・収益分析法におけるGOP賃料負担率の考え方
   ・テナント(オペレーター)の希望賃料提示における留意点
  ○オーナーの目線から見た開発プロジェクトの
    投資採算性検証(FS)における留意点
   ・ホテル不動産のキャッシュフローの特徴
   ・オーナーの投資採算性検証(FS)における留意点
  ○賃貸借契約締結交渉における留意点
   ・契約内容/契約期間/引渡日と開業日/賃料決定方法/敷金/
    工事負担/専有部分に関する諸費用/原状回復/
    ホテル経営会社の財務状況・信用力/
    ホテル経営指標のモニタリング体制


第W章ホテル賃料改定と交渉実務
 1.賃料の見直し(減額)が求められる背景

  ○賃料の見直し(減額)が求められる背景
  ○オーナーとオペレーターの立場の違い
 2.新規賃料と継続賃料の違い
  ○新規賃料と継続賃料の位置づけ
  ○新規賃料と継続賃料の性質の違い
 3.ホテル不動産における賃料減額交渉
  ○賃料減額交渉の事前準備
  ○賃料減額交渉の流れ
  ○減額交渉ロジックの構築
 4.ホテル不動産の継続賃料を求める鑑定評価手法
  ○継続賃料を求める4手法
   ・差額配分法/利回り法/スライド法/賃貸事例比較法
  ○4手法以外の手法(収益分析法など)
  ○裁判所がみる不動産鑑定評価書のポイント
  ○固定賃料と変動賃料のメリット・デメリット
 5.賃料減額事例(大規模商業施設、ホテル)
 6.ホテル賃料に関する問題解決のために


第X章 付録
 1.ホテル賃貸借契約に関する実態調査
 2.ホテル業界用語集



※本書は、2010年6月開催「ホテルの[適正賃料算出]と[収益分析]手法研究」のセミナー講演内容を基に加筆・編集したものです。


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