第１章 複合ビル・再開発ビルにおける管理運営の特性 複合ビルの現状と問題点 １．現下の社会経済状況における複合ビルの位置づけ （1）都市の空洞化 （2）都心回帰の流れ （3）都市再生 （4）用途複合と機能複合 ２．不動産経営に関する現況 （1）不動産をめぐるパラダイムシフト （2）マンションの動向 （3）不動産関連法の成立と証券化 ３．複合ビルのプロパティマネジメントについて （1）プロパティマネジメントの背景 （2）再開発ビル・複合ビルにおけるプロパティマネジメント ４．都市再生と複合ビル （1）都市再開発の状況 （2）用途、所有権の複合 （3）再開発の今後の展開 複合ビルの管理運営に関する実態調査 １．再開発ビルの実態調査 ２．調査地区について ３．再開発ビルの属性 複合の状況 １．所有関係の複合 ２．用途・業種の複合 （1）住宅の種類 （2）産業系再開発ビルの用途構成 （3）住宅系再開発ビルの用途構成 （4）再開発ビルの用途構成 ３．駐車場の状況 （1）商業系ビルの駐車場 （2）住宅系ビルの駐車場 複合による管理・運営上の問題点 １．所有関係の複合による問題点（共有者間の取り決め事項） ２．用途の複合化による問題点 第２章 管理組織 管理運営システム １．再開発ビルの管理運営システム （1）管理運営システム （2）管理運営手法と組織 （3）管理運営業務 管理組織と管理者の位置づけ １．管理会社の実態 （1）管理会社の概要 （2）管理会社の位置付け （3）管理会社の収支 ２．管理者の位置づけ 余地利用と販売促進活動 １．余地利用 （1）再開発ビルの余地利用 （2）余地利用の内容 （3）余地利用収入 ２．販売促進活動 （1）再開発ビルの販促活動 （2）販促活動事務局 （3）管理会社収支と販促活動の関係 第３章 コスト管理と収益計画 管理費用の特性 １．再開発ビルの費用特性 ２．費用の内容 （1）収入 （2）支出 費用の構成 １．費用内容 （1）光熱水費 （2）業務委託費 （3）営繕・修繕費 （4）損害保険料 （5）事務費 ２．構成比 （1）事例の考察 （2）構成比の平均 ３．費目別支出額 （1）支出額の平均 （2）年次変移 費用の実態と問題点 １．単価の設定 ２．月額事例 （1）商業系ビルの月額 （2）住宅系ビルの月額 （3）事例全般 （4）月額単価の分布 （5）貸ビル共益費との対比 ３．負担方法等 ４．費用の経年変化 （1）再開発ビル共用管理費の経年変化について （2）管理会社の収支損益の経年変化について ５．共用管理費の問題点 （1）業種別単価の格差 （2）修繕積立金と修繕の実態 （3）費用不払い （4）共用管理費の削減 再開発ビル管理運営の収支損益 １．費用会計 ２．収支損益事例 ３．管理運営会計と共用部分会計との関係 ４．まとめ 第４章 管理規約 管理規約のシステム 管理規約等の制定 １．管理規約の構成内容 ２．管理規約制定の種別・方法 ３．設定、変更の決議方法 管理規則等の制定 管理規約の項目と内容 １．管理規約制定事項 ２．主要項目の内容 （1）規約の制定目的 （2）専有部分の範囲 （3）集会について （4）管理費用について （5）専用使用について （6）規約違反に対する措置 管理規約の事例 ハートフル湊川管理規約 ハートフル湊川 専有部分及び共用部分の範囲 うえほんまちハイハイタウン 専有部分及び共用部分の範囲 うえほんまちハイハイタウン 専用使用部分及び管理区分 アスト津・管理使用規則 メロード吹田一番館・共益費取扱規則 メロード吹田一番館・部会運営委員会規程 フェスタ立花南館・集会室使用細則 アスト津・看板等設置規程 フェスタ立花南館・ペット飼育細則 第５章 複合ビル・再開発ビルの管理運営の将来展望 管理運営の認識 １．フローからストックへ ２．バブル崩壊と震災の経験 ３．管理運営の役割と計画段階の配慮 維持管理・運営管理計画 １．管理規約の系 （1）管理規約の制定方針・基本スケジュール （2）管理規約骨子の作成 （3）管理規約システムの構成 ２．管理運営組織の系 （1）組織構成の方針 （2）組織化のスケジュール （3）各組織の事業方針 ３．管理費用の系 （1）管理対象物の整理 （2）管理計画方針 （3）管理費概算 ４．管理運営計画の作業項目と作業行程 法律、制度の充実 １．最近の動き （1）区分所有法の第二次改正 （2）マンション管理適正化法の制定 （3）標準管理規約等の改正 ２．これからの課題 （1）無隔壁区分所有 （2）維持管理・運営面への助成措置 （3）料金システム （4）リニューアル新法の必要性 （5）共用部分収益の取扱い |