民間企業がPFI事業に取り組むための、準備から事業開始までの手順と内容を、民間事業者の実体験に基づいて、プロジェクトの進捗ステップ別に、詳細にわかりやすく解説するわが国初の本格的な業務手引書、遂に完成!





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●A4判●縦型●並製●270頁●定価:本体56,000円+税●2002年1月刊


◆日本のPFI事業を牽引する強力な執筆陣◆
井熊 均 鞄本総合研究所 産業戦略センター所長 主任研究員 植田和男 日本PFI協会 専務理事
山下公輔 清水建設鰍oFIプロジェクト推進部 部長 高橋 洋 日本政策投資銀行プロジェクトファイナンス部長


◆本書の5つの特徴◆
PFI事業のガイドラインに則って、業務内容を整理し、理解しやすく編集
事業の進捗ステップ別に公共団体が実行すべき内容を解説した上で、民間企業グループ(コンソーシアム)が検討・準備すべき作業項目と内容、さらにその手順を実践的に、詳細に解説
モデル事業を設定し、VMF試算、資金調達スキーム、長期事業シミュレーションを提示
PFI事業の先進事例を取り上げ、事業者選定と審査のプロセスを詳細に解説
全国各地で進行中、計画・構想中のプロジェクト173件を表組で整理し、日本のPFI事業が一目でわかるように編集


編集内容


第1章 PFI事業の基本

  1. PFI事業とは
  2. PFIの事業スキーム
  3. 住民のニーズ把握
  4. PFI事業の実施に向けて

第2章 PFI事業の準備から事業開始までの手順 サンプル1 サンプル2
ステップ1 事業の発案

  1. 基本的な考え方
  2. 公共側の対応について
  3. 民間事業者側の対応
  1. 行政側の動向をフォローした対象事業の特定
  2. 基本姿勢の検討
  3. 「民間事業者の発案によるPFI」について
ステップ2 実施方針サンプル3
(略)
V 民間事業者側の対応
  1. 公表された実施方針の読み込みと問題点の洗い出し
    (1)読み込みの意義 (2)読み込みに当たっての視点
  2. 質疑・意見書の作成
  3. 回答書の確認とフォロー
  4. 取り組みの基本方針の設定
  5. コンソーシアムの組成
    (1)パートナーとの基本事項の協議(2)コンソーシアムとの覚書・事前協定書
  6. アドバイザーの起用方針検討
  7. 他企業(他グループ)の動向把握
ステップ3 特定事業の評価・選定
  1. 基本的な考え方
  2. 公共側の対応について
  3. 民間事業者側の対応
ステップ4 事業者の募集
(略)
U 公共側の対応について
  1. 公募書類
    (1)募集要項 (2)性能仕様書/要求水準書 (3)契約条件規定書または契約書案 (4)設計図書 (5)その他関連書類
  2. 公募説明会
  3. 質疑応答
V 民間事業者側の対応
  1. コンソーシアムによる作業
    (1)コンソーシアム・リーダー (2)ワーキンググループ・分科会による作業の推進 (3)コンソーシアム幹部会/全体会議
  2. 募集要項の読み込みと問題点の洗い出し
    (1)読み込みの意義 (2)読み込みに当たっての視点
  3. 質疑・意見書の作成と提出
  4. 回答書の確認とフォロー
  5. 一次応募・審査への対応
  6. 参加方針の確定
  7. 作業計画とスケジューリング
    (1)提案作成組織の確立、プロジェクトリーダーの選任 (2)提案までの作業確認 (3)スケジュール表の作成 (4)機関決定、稟議の時期と内容の確認
  8. コンソーシアム
    (1)メンバーの確定と役割分担 (2)パートナー間の出資割合等 (3)提案にかかる経費 (4)コンソーシアムの協定書(入札前協定)
  9. 事業組成の基本方針
    (1)総事業費概算の把握と資金調達イメージ (2)事業組成の仕組み想定
  10. 事業性の評価とファイナンス組成
  11. 契約関連の諸作業
    (1)弁護士の起用について (2)契約上の諸問題 (3)リスク分析と回避策の検討
  12. 保険付保計画
  13. その他の配慮事項
  14. 提案書作業作成
    (1)提案書作成作業 (2)設計図書 (3)事業収支/事業性評価提案書(4)その他の提出書類 (5)提出書類に関するその他の留意事項
ステップ5 協定等の締結等
(略)
V 民間事業者側の対応
  1. 契約交渉
  2. 事業専業会社(SPC)の設立
    (1)株主間協定 (2)設立の条件充足と事務手続き (3)資本金の払込
  3. ファイナンス組成
  4. SPCが結ぶ契約
ステップ6 事業の実施
(略)
V 民間事業者側の対応
  1. 準備作業
    (1)各種調査/準備工事 (2)運営協議会の設置と運営 (3)SPC運営協議会の設置と運営
  2. SPCが発注する業務とその契約
    (1)設計契約 (2)施設建設請負契約 (3)維持管理業務委託契約
  3. スポンサーからみたプロジェクト・ファイナンス組成
  4. 施設の完成
  5. SPCの運営
    (1)SPCの運営の考え方 (2)SPCの株主総会,取締役会 (3)SPC運営協議会 (4)SPC運営の事務的業務
  6. 事業の運営状況のモニタリングと契約のフォローアップ
  7. 条件変更等契約に沿った改定
ステップ7 事業の実施

事業終了時、民間事業者に必要な対応
 @施設の所有権に関する事項A施設が初めから公共側にある場合の施設に関する事項B維持管理、運営サービス業務の継続に関する事項C施設の解体撤去に関する事項DSPCの清算


第3章 事業収支シミュレーション――VFM試算と資金調達スキーム
T 収入とコスト
  1. 収入項目の見方
    (1)提案応募コスト (2)アドバイザー費用 (3)入札保証金、契約保証金
  2. SPCが発注する業務とその契約
    (1)設計契約 (2)施設建設請負契約 (3)維持管理業務委託契約 (4)資金調達コスト(金利以外) (5)税金 (6)SPCに関するコスト
  3. プロジェクトリターンとエクイティリターン
U モデルによる事業収支
  1. 長期事業収支シミュレーション
  2. VFM試算と評価
    ((1)税収の調整 (2)リスク調整 (3)VFM試算と留意点 (4)残存簿価と法人税
V 資金調達スキームの構築
  1. プロジェクトファイナンス手法の活用
  2. 関係者の利害調整とリクス分担
  3. プロジェクトリターンとエクイティリターン
  4. インターフェースにおける関係者対話の重要性
  5. 現状のファイナンス仮題と新たなファイナンス手法

第4章 事業者の選定と審査プロセス――審査方式別ケーススタディ

  1. 事業者の選定方法
  2. 審査委員会
  3. 審査
    ●審査基準●評価項目●評価基準と配点●審査結果の公表
  4. 審査の事例
    1. 千葉市のケース
    2. 神奈川県のケースサンプル4
    3. 東京都調布市のケース
    4. 福岡市のケース
第5章 全国PFI関連プロジェクトの進捗状況(172件)



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