シンポジウムプログラム

政策講演 9:30〜10:20
 2025年に向けた
 高齢者の住まいの将来像


山口 義敬 
厚生労働省 老健局 高齢者支援課+振興課 課長補佐
高齢者居住福祉担当

やまぐち・よしゆき●2006年東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 修士課程を修了後、国土交通省入省。建築基準法や公営住宅法の担当官として、構造計算書偽装問題や東日本大震災後の住宅復興など、建築・住宅行政に取り組む。12年4月からは、厚生労働省においてサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームを担当。

基調講演@ 10:30〜11:20
 地域包括ケアシステムの構築と
 高齢者住宅・介護事業者の
 ビジネスチャンス


大石 佳能子 
(株)メディヴァ 代表取締役

おおいし・かのこ●大阪府出身。大阪大学法学部卒業後、1986年ハーバード・ビジネス・スクールに入学しMBAを取得。マッキンゼー・アンド・カンパニー(日本、米国)のパートナーを経て、2000年(株)メディヴァを設立。厚生労働省「これからの医業経営の在り方に関する検討会」、「社会保険審議会福祉部会」、経済産業省「日本版PHRを活用した新たな健康サービス研究会」の各委員等を歴任。04年医療法人社団プラタナス総事務長就任。日経WOMAN「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2007」受賞。著書に「消費者最優先企業の時代」(共著)、「診療所経営の教科書」(監修)等がある。

■ 基調講演A 11:30〜12:00
 高齢者向け住宅の現況と
 介護保険制度改正が与える影響



吉村 直子 
(株)長谷工総合研究所 上席主任研究員

よしむら・なおこ●奈良女子大学大学院家政学研究科(住環境学専攻)修了。1992年(株)長谷工コーポレーション入社。94年(株)長谷工総合研究所に出向、2012年より現職。大学時代より高齢者の居住環境に関する研究に取り組む。有料老人ホーム入居者の生活実態に注目し、ハード・ソフトに対する満足度が生活環境や事業主体に対する評価にどうつながっているかなどについて全国各地のホームで調査を実施。現在は、高齢者住宅事業に関わる制度・政策や市場環境の評価・分析、事業計画立案のための調査・研究、コンサルティングに携わる。

【昼食休憩】 12:00〜12:50
 ◆ランチョンセミナー 12:10〜12:30
 有利性に富んだ耐火木造建築 事例紹介


 吉高 久人
 (有)吉高綜合設計コンサルタント 代表取締役

■ パネルディスカッション@ 12:50〜14:50
 高齢者住宅市場、激変下における次の一手
 ――制度改正、入居者ニーズに応える今後のビジョン


 ○高齢者住宅の供給状況現状分析と今後の方向性・課題
 ○医療・介護保険制度改正がもたらす影響とは
  ――訪問診療減算、住所地特例、同一建物減算など
 ○高齢者向け住宅は玉石混交
  ――選ばれる住宅づくりと勝ち残りの条件

[コーディネーター]
吉村 直子 
(株)長谷工総合研究所 上席主任研究員


[パネリスト]
向井 幸一 
(株)シルバーライフネットワーク 代表取締役

むかい・こういち●1952年広島県生まれ。芝浦工業大学卒業後、警視庁入庁。1992年同庁退任後、(株)不動産中央情報センター入社。(株)ミーム取締役、日本エコネット(株)代表取締役を経て、2004年(株)シルバーライフネットワーク代表取締役に就任。サービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームの管理運営に携わるほか、高齢者住宅コンサルティングを主な業務としている。公益財団法人 日本賃貸住宅管理協会 高齢者住宅研究会副会長、住替え支援センター 住替えアドバイザー、一般財団法人 サービス付き高齢者向け住宅協会 副会長ほか、高齢者住宅供給企業、医療・社会福祉法人の顧問も数社兼任。

福元 均 
(株)木下の介護 取締役常務

ふくもと・ひとし●成城大学経済学部卒業。事務機器メーカー、外食産業、都市再開発事業を経験した後、医療法人、社会福祉法人に勤務。その後、コンサルタントとして複数の法人・企業で新規の特養・老健施設、有料老人ホーム、グループホーム、デイサービスなどの開発ならびに運営に携わる。現在、木下グループの(株)木下の介護にて現職を務める。東京都福祉サービス第三者評価機関評価者。

三重野 真 
(株)荒井商店 シニアライフ&メディケア事業部 取締役事業部長

みえの・まこと●玉川大学文学部卒業後、セコム(株)に入社。セコムアクア(株)、セコム損害保険(株)での勤務を経て、2003年にベジフルーツ(株)にて代表取締役を務める。05年4月(株)荒井商店に入社し、同年6月に同社取締役に就任。また、同時に(株)セントラルメディカルサービス(現(株)アライブメディケア)の取締役にも就任。06年2月同社の専務取締役に就任し、現在に至る

■ パネルディスカッションA 15:00〜17:00
 医療・介護連携の核として
 高齢者住宅での多職種連携の進め方

 ――先行オペレーターによる実践報告


 ○地域包括ケア実現に向けて高齢者住宅が果たすべき役割とは?
 ○地域における多職種・多法人連携の進め方
  ――取組みのメリットと留意点
 ○訪問診療・訪問看護・高齢者住宅事業者による具体的な連携モデルの実践報告

[コーディネーター]
小早川 仁 
(株)学研ココファンホールディングス 代表取締役社長

こばやかわ・ひとし●1990年(株)学習研究社入社。2002年社内ベンチャーで高齢者向け事業を企画し、04年(株)学研ココファンを設立、08年(株)学研ココファンホールディングスへの持ち株会社移行に伴い代表取締役に就任。一般財団法人サービス付き高齢者向け住宅協会理事も務める。主な著書に『学研ココファンが明かす「高専賃」事業化ノウハウのすべて』(綜合ユニコム刊)などがある。


[パネリスト]
佐々木 淳 
医療法人社団 悠翔会 理事長・診療部長

ささき・じゅん●1973年京都市生まれ。筑波大学卒業後、98年、三井記念病院内科研修医として勤務。03年東京大学大学院医学系研究科博士課程に入学、東京大学医学部附属病院消化器内科を経て、06年MRCビルクリニック(現・医療法人社団悠翔会)を設立。08年医療法人社団悠翔会の理事長に就任。現在、首都圏に在宅療養支援診療所を9カ所展開。常勤医師22人・非常勤医師35人を擁する診療チームで2,000人の在宅患者を24時間サポートしている。

小室 貴之 
在宅療養支援 楓の風グループ 代表
首都大学東京大学院 人間健康科学研究科兼任講師
一般社団法人町田市介護サービスネットワーク 理事

こむろ・たかゆき●1971年生まれ。立教大学大学院卒。民間企業、病院勤務、医療法人経営を経て、2001年楓の風を設立。同代表理事に就任。現在在宅療養支援 楓の風グループ(NPO法人楓の風、医療法人社団楓の風、株式会社楓の風、有限会社マザーリーフ)CEO兼コンサルタント。リハビリ型デイの先駆モデル「デイサービス高ヶ坂」を03年に開設。以後、直営施設、FC施設、コンサルティング顧問先等々にて稼働率向上等数多く取り組み、その全てを成功へと導く。通所関連専門誌に連載多数。通所運営の各種セミナー講師も務める。社会福祉士、経営学修士(MBA)。

下河原 忠道
(株)シルバーウッド 代表取締役社長

しもがわら・ただみち●1971年東京都生まれ。92年より父親が経営する鉄鋼会社に勤務、薄鋼板による建築工法開発のため、98年に単身渡米。「スチールフレーミング工法」をロサンゼルスのOrange Coast Collegeで学び、帰国後2000年に(株)シルバーウッドを設立。7年の歳月をかけ、「スチールパネル工法」を開発し特許を取得、国土交通省より大臣認定を受け、耐震性に優れた住宅・店舗等の設計・施行を行なう。05年に初めて高齢者向け住宅工事を受注後、11年7月にサ高住「銀木犀<鎌ヶ谷>」を開設。介護予防を中心に看取り援助まで行う終の住処づくりを目指し「生活の場」としてのサ高住開発を追求する。一般財団法人サービス付き高齢者向け住宅協会理事。