| 序編 競合店対策の基本と本書の解説 1. リニューアルの視点は「顧客目線」 2. 顧客にどれだけ寄り添えるか （1）立地ポテンシャルの確認 （2）金太郎飴的テナントミックスはやめる 3. 本書の構成 第1編 顧客の変化を掴んだ将来予測 1.商業環境の変化 （1）商業実態の確認 ①1997年から小売業販売高は1割減 ②百貨店・スーパー等の小売業は34％ダウン ③ファッション関連は2割ダウン ④食品は堅調、ドラッグ分野が伸びる （2）人口の減少と高齢化 ①人口減少の実態――増加は9都府県のみ ②高齢化の実態 ③都市部では世帯の半数が1人世帯 （3）消費支出の減少 ①世帯の消費支出は減少傾向 ②支出減少は世帯人員の減少が一因 2. 消費者の何が変化したのか （1）モノからコトへ ①伸びているのは10項目中3項目 ②「通信」と「保健医療」が伸びている理由 （2）生活防衛とロハス ①単価が下がっている分野は伸びる ②ロハス関連は息切れか （3）カジュアル化 ①被服・履物への支出は15年で4割減 ②スカートをはかなくなった女性、背広を着なくなった男性 （4）高齢化は何をもたらしているか ①消費を支えている高齢者 ②商業施設とネット販売 第2編 強みと弱みを掴む営業実績分析 1. 客数・客単価の変化を整理する （1）実績と環境変化の年表をつくる ①売上げ・客数・客単価の推移一覧 ②テナントの入れ替わりと売上げ、環境変化 （2）客数についてのデータ整理 ①52週の客数・売上整理 ②曜日別客数の整理 ③時間帯別の客数変化 2. 商圏の確認 （1）会員カードのデータ分析 ①町丁別売上高の整理 ②年齢別・性別の売上高 （2）抽選などのイベントによる確認方法 ①会員カードがない場合 ②郵便番号だけでも色々わかる （3）来店客アンケート ①リニューアル計画策定の王道 ②何を聞くか 3. 商圏内のシェアを出す （1）商圏内のエリア別シェア ①人口データと家計支出データ ②町丁別シェアの算出法 （2）部門別のシェアを整理する ①食品部門のシェア ②衣料品のシェア ③その他の部門のシェア 第3編 立地のポテンシャルと目標設定 1. 立地の特性を再確認する （1）購買力の流入地域と流出地域 ①流入と流出を理解することが立地の基本 ②顧客の「意識の方向（流出先）」を意識せよ 2. マーケットの80％はどこに行っているか （1）商圏人口×消費支出 ①「商圏内マーケット規模＋流出入」を面積で分け合うことが基本 ②シェアを高めていく重要性 （2）商圏内の消費特性 ①年齢構成と1人世帯に留意 ②職業構成にも着目する 3. 目標売上高と売場構成 （1）シェアと効率からみた方向性の検討 ①シェアの低い分野（弱み）を強化する ②シェアの高い分野（強み）に集中する （2）ハフモデルによる可能性検討 ①実は単純なハフモデル ②食品・衣料品・生活用品に分けて可能性を検討 第4編 競合店対策リニューアルへの立案手順 1. シェアの低い部門の検討 （1）競合店との部門構成比較 ①欠落と重複の検討 ②個性的なテナントを誘致する是非 （2）競合店との価格帯違いの調査 ①FPチャートとIPチャート ②FPチャートを活用する場合の留意点 （3）SWOT分析 ①自店と競合店ともに足りない分野はないか ②チャンスと気づきを大切にする 2. 坪効率の低い部門の検討 （1）客導線（店舗レイアウト）と効率 3. 顧客視点による活性化プランの作成 （1）コンセプトの決定 （2）顧客導入のためのハード及びユーティリティスペースのチェック （3）リニューアルプランづくり （4）売上計画・テナント収入計画と投資回収計画 |