シルバーウェルビジネス選書 第4集



−−顧客満足度をいかに高めるか−−

 

本書の特徴

@「お客様に喜ばれるデイサービスセンターをどうつくるか」に答えます。
Aデイサービスセンターの事業収支計画をシミュレーションで解析。
B事業環境から介護保険、企画、建築、運営、事業戦略、収支、事例まで網羅。

●A4判●縦型●並製●219頁●定価:本体52,000円+税●2001年9月発刊



◆気鋭の執筆陣◆
服部万里子 城西国際大学教授
兜桾買<fィカル研究所所長
大内俊一 『現代福祉施設経営 経営革命 小松丈祐の奇跡の再建』(筒井書房刊)の著者
(有)ライフデザイン代表・中小企業診断士
宮崎榮二 戸田市役所・社会福祉士・介護支援専門員
久野美智江 (社福)新生会・サンビレッジ新生苑在宅部長
田中一正 大和ハウス工業叶シ日本シルバーエイジ研究所所長
(敬称略)

 

デイサービスの事業環境
デイサービス(通所介護事業)は、在宅の要介護高齢者等をデイサービスセンター等の施設に通所させて、レクリエーション、入浴、食事、機能訓練などの日常生活上のサービス提供を行なう事業である。介護保険導入前後の利用量は、99年度月平均250万回から2000年11月には同340万回(36%増)と、高い伸び率を示し、厚労省アンケート調査による「今後利用を増やしたいサービス」でもショートステイ(短期入所)に次ぐ上位を占めるなど、訪問介護ををしのぐ高いニーズを示している。厚労省でもデイサービスの高いサービス効果から、地域との「信頼づくりの拠点」として位置づけ、施設数の拡大に注力。今後の成長性が大いに期待されている。本資料集は、利用者拡大を目指す方々、開設を目指す方々、等の絶好の指針となるよう編集した。

 

編集内容


巻頭インタビュー デイサービスの将来と経営の要諦
中村博彦 全国老人福祉施設協議会会長/社会福祉法人健祥会理事長

序 章 介護保険マーケットをどう読むか サンプル1

第T章 デイサービスセンターの事業化計画
1.デイサービス事業とは何か
(1)デイサービス事業の変遷
(2)デイサービス事業の定義
(3)デイサービスの事業内容
(4)デイサービスの経営主体
(5)サービス提供の概要
2.デイサービスセンターの運営方針
(1)運営方針の策定
(2)デイサービスセンターのチェックポイント
(3)サービス提供までの手順
3.行政・地域ニーズと立地計画
(1)市区町村との連携
(2)地域ニーズの把握
(3)デイサービスの立地計画
4.事業化計画
(1)人員基準、採用計画、研修教育
(2)設備基準、設備計画
(3)運営基準、運営計画
(4)通所介護と介護保険サービス
(5)デイサービスの介護報酬単価
5.デイサービス事業の現状
(1)事業所の現状
(2)サービスメニューの多様化
(3)事業者の参入動向
6.デイサービス事業の複合化戦略
(1)訪問介護との複合化
(2)グループホームとの複合化
(3)介護保険外サービスの導入
(4)医療サービスとの連携
(5)NPOやボランティアとの連携

第U章 デイサービスセンターの建築計画
1.デイサービスセンターの施設形態
2.デイサービスセンターの立地条件

(1)基本的な考え方
(2)建設地の選定条件
3.施設基準とサービス提供に必要な設備・備品
4.配置計画とゾーニング

(1)配置計画
(2)ゾーニング計画
5.施設コンセプト
6.全体設計のポイント

(1)設計上の配慮
(2)構造計画
(3)外構計画
(4)外観計画
(5)設備計画
7.デイサービスセンターの設計計画
(1)デイルーム
(2)和室
(3)静養室
(4)浴室
(5)脱衣室
(6)便所
(7)厨房
(8)研修室・会議室
(9)その他
8.内装計画
(1)床
(2)壁
(3)天井
9.デイサービスセンターの設備計画
(1)設備機器の配置計画
(2)受変電計画
(3)照明計画
(4)冷暖房計画
(5)給排水・給湯計画
(6)換気計画
(7)弱電計画
(8)消防設備計画
10.デイサービスセンターのサイン計画
11.建築費の概算

12.併設型デイサービスセンターの設計
(1)標準設備
(2)施設の運営
(3)共用可能な設備
(4)共用する場合の動線

13.痴呆性高齢者デイとグループホーム併設型 サンプル2
14.デイサービスセンターの資金計画

(1)資金計画
(2)資金調達
(3)運営資金

第V章 デイサービスセンターの運営戦略
1.特別養護老人ホーム諏訪の苑にみる顧客満足度の追求
(1)驚異的な在宅サービスの伸び
(2)在宅サービスが大ブレーク
(3)デイサービスの人数は多いほうがよい
(4)“遊びリテーション”の効果
(5)小松園長は“遊びリテーション”の実践者
(6) “遊びリテーション”の効果にデータはない
(7)苑長の徹底したサービス精神 サンプル3
(8)利用者ではない「お客様」
(9)デイサービスは集客の要
2.介護サービス革命
(1)デイサービスの差別化
(2)顧客満足の追求は「介護サービス革命」
(3)介護「はじめの一歩」は信頼関係
(4)誉めればよい関係ができる
(5)利用者の社会的孤立感の解消は「とにかく声をかける」
(6)「機能訓練および心身の機能の維持」は楽しく暮らすこと
(7)家族の身体的および精神的負担の軽減
(8)お客様主体の確立
(9)顧客志向のサービス精神を貫く
3.マーケットニーズと地域深耕戦略
(1)マーケティングの必要性
(2)諏訪の苑のマーケティング手法
(3)デイサービスを要とした集客構造
(4)見学は重要なマーケティングである
4.ショートステイ事業との連携戦略
(1)短期入所生活介護とは
(2)ショートステイ事業の基本方針
(3)ショートステイの利用目的
(4)他のサービスとの連携
(5)施設・設備・備品の準備
(6)人材の確保・育成・連携体制
(7)ショートステイの事業動向
(8)家族の理由が優先するショートステイ
(9)お年寄りが希望するショートステイは強い
(10)短期で回転すれば効率がよい

第W章 有力法人のデイサービス事業戦略
潟jチイ学館
潟<fカジャパン
アースサポート
鰍竄ウしい手 サンプル4
(社福)新生会

第X章 デイサービスセンターの収支計画
<単独型デイサービスセンターの収支計画>
(1)事業フレーム
(2)建築費等
(3)備品購入費・開業諸費
(4)事業概要
(5)収入設定
(6)支出の設定
(7)単独型事業のキャッシュフロー収支

<複合型(デイサービス十グループホーム)の収支計画)>
(1)事業フレーム
(2)建築費等
(3)備品購入費・開業諸費
(4)事業概要
(5)収入設定
(6)支出の設定
(7)複合型事業のキャッシュフロー収支

第Y章 デイサービスセンターの最新事例
●三越ライフタイム上馬デイサービスセンター(世田谷区)
●近鉄スマイルあやめ池ケアセンター(奈良市)
●デイサービスセンターウェルケア品川(品川区)
●デイサービスセンターエンゼルヘルプ川口(川口市)
●JA八王子デイサービスセンター茜の里(八王子市)
●サービスハウスポポロ(厚木市)
●さわやかデイサービスセンター・さいたま(さいたま市)
●生活サポートセンターアクティブライフ夙川(西宮市)

第Z 資料編
※「デイサービスセンターの解説マニュアル」改題


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